公園運動

こどもプラスの近くに、ブランコ、シーソー、うんてい、滑り台がある公園があります。

 

最近、運動遊びの時間に公園に行き、サーキットのようにどの遊具も順番に挑戦しています。

 

ブランコは、基礎感覚すべてが整えられる要素が含まれている最適な遊具です。平衡感覚のうち、身体を横から見て半分に分ける重心やそこから身体の前側後ろ側を感じ取るセンサーに働きかけてくれます。また、自分の体重+αの動を手の平や腕の力をつかって支える握力を鍛えてくれています。これはお箸や鉛筆を持つためにとても大切な基本的な力です。また、前後に揺れながら物を見ることは眼球のスムーズな動きを無理なく育ててくれます。黒板を見てノートに文字を書き写すときに使われる力です。

昔は、どの学校や公園にも当たり前のようにあったブランコですが、最近では、あまり見かけなくなりました。

お子さん達がブランコに乗る機会も失われていて、必要な感覚が未発達のまま成長してしまう傾向にあります。

ブランコに乗る経験が少なかったと思われるお子さんも、最近は、職員に押してもらうことも怖わがらず揺れていることができるようになりました。

「もっと!もっと!」と刺激を求めてたくさん揺らして欲しいお子さんも多くなり、靴をとばして明日の天気を占ったりジャンプで下りたりすることができるお子さん達もでてきました。

 

また、うんていでは、上体の筋力だけでなく全身の筋力やバランスも高めてくれます。

そして、何よりも、諦めずに挑戦するお子さん達の姿があります。

補助で職員が身体を保持してあげると手を前に出し進もうとします。そして、反対側までたどり着くと「できた!」という達成感を味わい、もう一回、っと嫌いにならずに自分からうんていにぶら下がろうとするお子さん達です。

苦しい顔つきから一気に笑顔になる瞬間がとても嬉しいです。

 平衡感覚のうち身体を正面から見たうちの眉間、花、口、おへそを通る線で分ける重心を作ります。これにより身体の左右がわかるようになり左右への重心のかけ方がわかり、けんけんなどができるようになっていきます。物を見ながら上下動かすことで眼球運動では上下の動きがスムーズにできるようになります。文字の縦線がきれいに書けるようになったり、国語の文章をスムーズに読み取ったりすることができるようになります。

 

シーソーは、上下することで、脳に快い刺激を送ることができる遊びです。

お尻が軽く上がるぐらいまでの迫力が欲しいお子さんや高くなると「ゆっくりにして」と強い刺激を怖がるお子さんもいます。

どちらにしても、いつもと違う刺激が加わることは脳にとてもよいことです。脳がジェットコースターに乗った時のような不規則で激しい感覚刺激を受けとることで脳がシャキっと目覚め、学習に最適な状態を作り出してくれます。いつもはできるのに急にできなくなることがあるお子さんはここのコントロールにつまづきがあります。

お友達とペアになって乗ったり、掛け声をかけて乗ったりすることでこちらも笑顔いっぱいです。

 

滑り台では、階段を1人ずつ駆け上がりお友達とぶつからないように滑り降りています。

スピードを調節することで適度な緊張感があります。

お友達とスピード感を味わい、階段を駆け上がることは、おにごっこをしている感覚にもなりお子さん達の大好きな遊具の一つです。

 

わずかな運動遊びの時間の中で、身体に気持ちいい、心地よいと感じることができる刺激が加わり脳がとても元気になっていることがお子さん達の笑顔からうかがえます。

ほんの数回の実践でものすごく上達し、成長を感じています。

 

真夏の暑さから解放され、秋風が心地よいこの季節に遊具にたくさん触れ、色々な感覚刺激を身につけたいと思います。