
最近職員研修でペアトレや障害特性についての理解を深めるため本の読み合わせを行っています。
その中でもニキ リンコさんというご自身が発達障害をお持ちの方の俺ルールと言う本を読んでいます。
この本を読むとこどもプラス利用のお子さんたちの具体的な様子を想像してこんな風に考えているのかと参考になります。
私たちがいつもしないような思考があります。
障害特性の理解ができていても実際に関わっている中でなんでこんなことをするのだろうと言う裏側やそのお子さん自身の中にルールがあってちゃんと理論付いた中でその言葉を発しているということがわかります。
謎解きのようにだからあの時こんなことを言ったのか!とには時後になって気がつき納得する出来事もたくさんあります。
発達障害のお子さんは言葉をそのままに受け取りやすいのも特徴の1つです。
先日は順番で遊んでいたAくんに Bくんが、「降りるって言ってよ!」と言いました。ウォータースライダーを降りるときに、言った言葉です。状況を見ればわかりそうなものですが Bくんが伝えたかったのはすぐに降りてくるAくんが Bくんにぶつかりそうだったので降りるタイミングで言って欲しいという意味でかけた言葉がけです。
ところがAくんはそれを言われてすぐに「降りる」と言いました。
Bくんは何も思わずに返事もないようでしたが、
「Aくん、 BくんはAくんが降りてくるタイミングで降りるよって言って欲しいって言う意味だよ。」と補足して伝えました。
普段のやり取りの中でもこのように言われたことをそのままにしてしまうと言うことがきっとあるのだと思います。
その場の状況や流れの前後のやり取り等を気にせず、その言葉だけを切り取って、言われたことをちゃんとÀ君は言ったのです。
こうした細かいやりとりの中でも、なんとなくちぐはぐになってコミニュケーションが難しくなってしまっています。
足りない言葉は補足しながら双方向にコミニケーションが取れるように支援していきます。