初めての場所

発達障害のお子さんたちにとって、急な予定の変更や「自分が思っていたことと違う」ということに対応することは苦手なことの1つです。こどもプラス利用のお子さんたちの中にも普段と違うことや初めての場所が苦手なお子さんが多いです。

これは、学校の学習ができる、できないにかかわらず見られます。

 

Aさんは日頃からその日の活動の予定をあらかじめ確認し、「運動遊びの時間は?」「帰りの時間は?」と確認するのですが、先日はイベントで体育館へ行った際は朝から、「今日は俺の自由遊びはなし。」と言って予定を確認していました。おうちの人がお休みの日のイベントは疲れるため、お迎えを早めにきてくるれることになっていました。

イベントはお昼までだったのでお昼を食べ、静的活動の後の自由遊びは予定表には3時と書いてあり、Aくんのお迎えの時間の頃でした。

 

体育館では楽しく運動遊びを行うことができました。帰る頃になると指導員の話も聞かずに体育館から出て行く姿があったので、「お話を聞いてから外に行こうね」と、引き止めると、「おれはじゃあもう帰らない!ずっと体育館にいる!」と言い出しました。とりあえずまだその場にいて欲しかったので、「そうなんだ。先生の話を聞こうね。」と話すと、そのあとはみんなが体育館から出るとAくんもすんなり車に乗って行きました。

 

朝にお預かりするその日の連絡帳には、Aくんのお母さんから、新しい場所で不安もあるため、行きたくない様子もあったという内容が連絡帳に書かれていました。

その日、朝から慣れない場所で活動する不安を抱えながら、予定を確認して自分に言い聞かせるようにしていました。

次の日の利用では、お母さんから慣れない場所でも楽しく過ごせてよかったです、と連絡帳に記入がありました。

 

同じ日に、Bさんのお母さんからも初めての場所なので下見に行ったけれど、中に入らなかったので入らないかもしれません、と登所の際に申し送りがありました。

1年生のBさんは特に発語が少ないお子さんで、自分の気持ちを伝える言葉が少ないためお母さんもとても気にしていましたが、Bさんには、いつも運動遊びの時に使っている用具を見せると、何をするのかすぐに理解した様子で、その日は体育館に入ることに抵抗なく中に入り、別の場所で楽しむ姿がありました。その次の登所の時の連絡帳には「体育館の中ではじめての場所でも楽しく過ごせてよかったです」と記入がありました

 

Aさんのお母さんもBさんのお母さんも日頃からお子さんに寄り添い、特性を理解した上でとても細かなところまで配慮して過ごされていらっしゃいます。

私たちもお子さんたちの頑張りを認めながら、新たなことへのチャレンジできるように寄り添って支援をしていきます。