言葉にして表現すること

小学一年生のA君は、先日、「先生!話したいことがあるんだけど」と、宿題の前にそう話しかけてきました。

「どうしたの?何かあったかな?」

「今日は、運動前に帰りたいんだよ。疲れちゃった」と言ってきました。

確かに、顔の表情もすぐれず、いつもの元気がありません。

熱があるわけではないのですが、週末にきて疲れが溜まっているに加え、プールも始まったことで、体力の消耗が大きいと思います。

 

一年生になって、1度も休まずに学校に通っているA君です。

慣れない小学校生活を色々と工夫したり考えたりして11日頑張って過ごしていることが伺えます。

 

おうちの方に連絡をとり事情を話すと直ぐに迎えにきてくれました。

頑張りすぎずに「疲れたから休みたい」と言えるA君に「自分の身体の調子を言うことができて偉いね。頑張りすぎてしまうとイライラしたり体調を崩して学校を休まないといけないことになってしまうからその前に言えたことがとてもいいことだよ」と伝えました。

 

発達障害の特性を持つお子さんは、自分の心や身体の変化に気が付かずに頑張り続けてしまうことがあります。心のモヤモヤはなんと表現したら良いのかそれがどこから来ているのか、言葉にして表現することが苦手なお子さんが多いです。

結果、気持ちがイライラして周囲に当たってしまったり、体調を崩して何日も休むことになってしまったりすることがあります。

 

 

A君の特性として、取得した情報を処理して実行することに苦手さがあります。

小学校では、毎日が新しい情報で色々な形で処理していかなければなりません。

それゆえ、他のお子さんよりも疲労も蓄積している事と思います。

自分で不調を訴えてきたこととどうしたいのかをはっきり相談できたことが本当によかったと思います。

 

週明け元気に登所したA君です。

 

これから、梅雨があけると暑さが厳しくなると思いますが、A君を始め、他のお子さん達も体調に留意しながら過ごしていきます。