それぞれの卒所

Aさんは小学校4年生からこどもプラスに通所しているお子さんです。来年4月から高等部2年生になるAさんは寄宿に入ります。

Aさんは小学校は地域校でこどもプラスに来始めた当初は『おかえり』と職員が言っても『ただいま』と返事をしてくれないので何度も『Aさんおかえり。』と言って『ただいま』と言ってもらうように挨拶を練習していました。中学生になると養護学校に行くことになりました。養護学校の中でたくさんお友達を作り、お友達と「おはよう。」や「さようなら。」を言うことによってこどもプラスでも言われなくても挨拶ができるようになりました。

また、Aさんはこどもプラスのおやつ当番としてお菓子が少なくなると買い出しに行き、毎回少なくなったお菓子を補充してくれました。面倒見の良いAさんは下の学年のお子さんにも優しく、ちくちく言葉を言うお友達には「そんなこと言っちゃいけないよ。」や「〇〇さん一緒にやろう。」と、なかなか活動に入っていけないお友達にも声をかけてくれお手本となる良いお姉さんでした。

そんなAさんは4月から寄宿に入るにあたってこどもプラスを卒業することが決まり、おやつ当番を誰にやってもらおうかとAさんに聞くと「Bさん」とAさんは指名してくれました。

 

最近では、誰にいわれたわけでもなく、飲み終えたお茶コップを下げてくれる姿があり「ありがとう」と言われています。大人のように気働きできます。

Aさんは、おうちでも言われなくてもお手伝いができるようになりお母さんがいない間も家事を手伝ってくれるようになったそうです。お母さんがお休みの日も、一緒におうちにいて学校の作業の練習としてミシンの使い方を勉強したり、自分でやりたいことを見つけて過ごしたりしていることが伝わります。学校がお休みの日はこどもプラスをお休みすることも多くなっていました。

これまでいろいろなこどもプラスのお子さんを卒業として見送ってきましたが、Aさんのように放課後等デイサービスとして支援の手が必要ないと感じ卒業していくお子さんは少ないように思います。

新たなAさんの門出をお祝いしながらこどもプラスでもお別れ会を企画しAさんをお見送りしたいと思います。