空気を読む

小学校1年生からこどもプラスに通っているAくんは来年度で中学2年生です。Aくんはこどもプラスに来て週4日ほぼ毎日のように通所していたお子さんですが中学生になってからは、週に2日の利用になりました。

Aくんは小学生の頃からぶっきらぼうですがとても思慮深いお子さんです。 普段はつんつんした感じですが職員と2人になった時はいろいろな話をしてくれます。先日送迎で学校へ迎えに行った際、こどもプラスへ向かう車内で「Bくんはさぁ、本当にうざい。いろいろめんどくさいんだよね。」と言っていました。「Cくんもさぁ、最近めんどくさくなったよなぁー。だから一緒に帰るのが嫌だ。」と話していました。Aくんと一緒に帰ることが多いBくんとCくんは学年です。

帰りは3人で一緒に乗って帰っています。Aくんは支度の遅い2人をいつも待っています。本来なら「もう少し早くしてよ!」と言ってしまいがちですが職員には「めんどくさい」とか「うざい」とかお友達のことを話すこともありますが本人の目の前では絶対に言わないのがAくんです。

Dくんはさぁ話すと長いじゃん。それに漫画の話ばっかりして少し幼稚っぽい。話しててもつまらないから、話しかけられても『あー』とか『ふーん』しか俺言わないもん。。」と言うのです。

Aくんはさ、そうやってお友達のことを思っていてもその言葉を言ってその人本人を傷つける事はあまり言わないよね。そこが大人だなぁと思うよ」と話ました。

 

普段言葉少なくズバッとものをいうAくんですが人や場面で言葉を選び、いわゆる「空気を読む」ができるお子さんです。発達障害のお子さんはこの『空気を読む』が難しいお子さんが多いです。

Aくんは地域校に通うお子さんで、小学校高学年の頃から少しずつ学校のお友達とも一緒に遊んでいます。そういう関わりの経験からも、友達と関わるための手段として『空気を読む』を身につけたのかもしれません。

 

こどもプラスのお子さんたちもAくんのように時には思ったことをすぐに言葉にするのではなく『これを言ったらまずいかも』と、パターンで練習したり、職員が仲立ちし、言わない方がいい言葉を選んだりしてコミュニケーション力をつけられるよう支援していきます。