自尊心を高める

先日こどもプラスで望月少年自然の家に行きそりを楽しんできました。昨年からそり遊びで望月少年自然の家を利用していますが、Aさんは望月少年自然の家へ行くことは初めてでした。今回のイベントでは弟のBくんも一緒の参加となりました。慣れない人に対しての恐怖感が強いご兄弟なので向かう車内は弟のBくんと小さい頃から一緒に活動をしているCさんも一緒でした。

Aさんは最近では話せるようになったお友達の人数も増え、DくんもEくんも同じ日に来ることになっていました。

知った友達が多いとはいえ、最初は職員は別の場所でAさんとBくんと一緒に滑る位のつもりでいましたがAさんはそりを持つとぐんぐん進んでいきみんなと同じところで滑るような形になりました。1度目に滑った時は職員と一緒に滑りました。2度目の時は1人で滑ったので少しブレーキがかかりにくく、人の集まりに突進してしまう場面もありました。ぶつかることもなくどうにか免れたのですがぶつかりそうになったことが怖かったのと、数人のグループの中にいたことが怖かったようで人の少ないところで次からに滑ることになりました。人が少ないコースで何度か滑ると自分だけで滑ることが楽しくなり笑顔も出るようになりました。お昼の場面ではいつもついたてや個別に場所を変えて食べるAさんでしたがCさんと一緒に食べたい気持ちもありCさんとDくんに挟まれる形で真ん中に座って食べることになりました。

DくんはこれまでAさんとずっと喋りたかったこともあり隣に座れて嬉しいと言う気持ちが表情からも読み取れていました。その日のお昼は珍しくAさんはおしゃべりが止まらないと言う感じで、お弁当を食べる手はあまり進まず、食欲がないと言ってお弁当を残していました。お弁当を食べ終わると、「Dくんと一緒に滑りたい!」とAさんから言ってきたので、午後は1度目に滑ったそりコースで滑ることになりました。

午前中にそりの乗り方に自信をつけたAさんはDくんと一緒に何度も登っては滑ってを繰り返し、職員が近くにいなくても生き生きと笑顔で滑ることができました。

 

その日の帰りの車内も、そりが楽しく興奮気味だったAさんはDくんと一緒に滑ったことも嬉しかったようで、珍しく車内で「歌を歌ってもいい?」と言っていました。そんな発言をするAさんも初めてでした。

一緒に車に乗っていたCさんは疲れたようで「寝る」と言っていましたがAさんの話に耳を傾けながら付き合ってくれているようにも見えました。Cさんのリクエストで大きな音で音楽を聞いていた車内でいつのまにか小さな声で歌っていたAさんの声は職員に聞こえなかったのですが、音楽を消すと恥ずかしがって歌ってはくれませんでした。

 

こうしてご機嫌で帰ったAさんですが、日頃は学校に行けず、「学校」や「先生」というワードはNGになっています。こどもプラスでは少しずつお友達も増え、特定のお子さんと、場を配慮してなら同じ場でも活動ができるほどになってきました。

Aさんが自分に自信を持って生き生きと活動できる場が増えるようAさんの自尊心を高めて行きたいと思います。