小さな成功体験

こどもプラスご利用のお子さんたちの中にはペーパークラフトを好んで工作していくお子さんが沢山います。こどもプラス上田事業所では1日に1人2枚まで印刷が出せることにしています。インターネットで好きな電車を探してフリー素材のペーパークラフトを印刷して各自作って持ち帰ります。

手先が不器用なお子さんには職員がついて一緒に作り、小さな成功体験をしてもらい、帰るようにしています。

 

Aくんは昨年からこどもプラスに入り、職員が手を取ってハサミを一緒に使っていたお子さんですが、今では直線はハサミをすーっと動かして上手に紙を切ることができます。

先週はJRSuicaを作ることにはまっていました。普通のSuicaから限定の桜の模様が入ったSuicaまで作っていましたがまだ作り足りていないようでした。

本物のSuicaを使用した経験が無いようですが、おうちではYouTubeの動画でSuicaを通すところなどを見ているそうです。

その日もペーパークラフトを作ろうとしていたのですが、なかなかこれというのが見つからずにいました。そこで職員が自動改札機を作ることを提案すると早速検索しました。最初は、あるかわからなかったのですが検索し始めるととても魅力的な改札機がペーパークラフトでありました。『こんなのあるんだ!いいなー!!』とAくんも気に入り、その自動改札機を作ることにしました。普段A3でペーパークラフトを出して大きめのペーパークラフトを作っていたAくんですが、自動改札機は実物大で作りたいという事だったのでさらに拡大コピーをして作ることにしました。これまでのペーパークラフトはその日に出したものはその日に作り終えて持ち帰ることができたのですが、今回の自動改札機は1日に2枚しか印刷を出せず拡大すると2パーツほどしか作れません。しかし、少しずつでも作る!と、Aくんはやる気になっています。

 

パーツごとの完成となることで毎回の達成感はあまり感じられませんが、決まった取り組む課題があることで完成までは何を作ろうか、と悩むことなく見通しを持って登所できると思います。

また、少し長い見通しを持って完成させた時の達成感は、その日のうちに完成できた時とは比べものにならない程大きくなっていると思います。手先が不器用なお子さんにとってハサミを動かし、手で押さえる左右の協応運動は単純ではありますが毎回行うことでトレーニングにもなります。

 

 

週に2回で登所しているAくんですが全て完成するまでコツコツと作ることができるように協力していきたいです。