
土曜日中心にこどもプラスを利用するA君は、調理することに興味がでてきました。
先日も、お昼を食べ終わる頃、「お味噌汁が、飲みたいな」と言いました。
「作ってみる?」と問いかけてみると、
「うん!作る」と言い、キッチンへ駆け降りていきました。
こどもプラス自家製のお味噌がとても美味しくなってきています。
タルを開けてお味噌を出しながらちょっとお味噌を舐めながら「うまい!」と言いしょっぱいのではないかと思うのですが、お味噌を舐めていました。
すると、「この固まり何?」と聞いてきたので、オタマのお味噌をみると、半分ぐらいの豆がみえました。
「豆だよ。お味噌は、豆から作るもんね」
「あっ!そうか」と納得していました。
鍋に、お箸でお味噌をときながら入れとてもいい香りもしてきました。
みんなのいるテーブルまで運ぶとほとんどのお友達も食べ終わっていましたが、「食べる」と言い、お味噌汁だけで食べました。
「美味しい」と言っておかわりをするお子さんもいました。
A 君は、作りながら、「ごはんと味噌汁あればいいや。そうすれば、お弁当作ってもらわなくてもいいし」と、お家の方への気遣いもしていました。
「じゃ、今度、土曜日活動に調理活動をとりいれようか」
「それいい!」と活動に意欲的な返事が返ってきました。
今までも、お友達のそばでキッチンに立つ姿がありましたが、今回のお味噌汁は、一人で作ったものです。
そのお味噌汁を「美味しい!」と言って食べてくれたことにやりがいを感じたのかもしれません。
イベントに参加することが多かったA君でしたが、やりたいことが見え、目的意識を持って登所できるように計画をお子さんと一緒に立て実行できるよう支援していこうと思います。