
先日、学校休業日に公共交通機関を使い長野市にある少年科学センターと城山動物園に出かけました。
上田駅から長野駅まで電車で移動し、長野駅からは、バスに乗りました。
今回、参加したお子さんの中には、障がい者手帳をお持ちのお子さんもいましたので、割引制度を利用してのイベントとなりました。
現在、すでに自分自身で手帳を提示しながら公共交通機関を利用しているお子さんもいます。
また、数年後には、自分で手帳を提示し行きたい場所に行ける、一人でも移動できることを視野に入れ、今回は、その第一歩として行ってみました。
上田駅の窓口で、切符を一人一人購入するところから始まりました。
お家の方から預かった手帳を取り出すこと、お財布からお金を出すという流れはお子さん達にとって、とても緊張する行程で、どのお子さんも真剣に取り組んでいました。
中には、心配で、窓口のそばにいる職員に近づき並んでいる順番を抜かしてしまうこともありました。
また、お金が足りないのではないかと、「大丈夫かな?」と、聞いてくるお子さんもいました。
お家の方に、電車やバス代をそれぞれ分けて持たせていただいたおかげで、安心して袋ごと出しているお子さんもいました。
近い将来、自分で、お金の種別をしながら出せるようになればいいなと思う場面でした。
次にバスの乗り方ですが、整理券を乗り口でとる、降りるバス停でブザーを鳴らす、降りる時に手帳を見せながら、お金を払う など幾つかと行程に加え、乗っている他のお客さんに迷惑にならないようにスムーズに行う という緊張する
場面がバスでもありました。
バス代も事前に用意していただいてありましたので、両替機で両替することもなくスムーズに進みましたが、お金、整理券、手帳の3点を手に持ちバスに乗る事や他のお客さんととなりに乗る事もありとても緊張した表情でした。
しかし、支払いがすみ、バスを降りると元気な声も聞こえ緊張が一気に緩んだことが伺えました。
この日は、汗をかくほどの暑さにもなり、初めてな事も多く1日とても疲れたと思いますが、単独ではなく、団体行動をしたことで心細いこともなく、楽しさが倍増したと思います。
公共交通機関を使った長野市のおでかけをみて、外に出かけていくことでみえてくるお子さん達の課題を今後のイベントの参考にしていきたいと思います。