
先日、学校休業日に体育館を借りて、ラジコン体験をしました。
その日は、ラジコン好きな男の子が多くじっくりラジコン操作を楽しみました。
ラジコンは、3台あり、順番で使うことになりました。
順番決めは、文句なしのジャンケンでしたが、我先に使いたいA君は、ジャンケンに負けると、毎回「なんでだよ~!」や「早く!」などと、勝ったお友達に感情をぶつけていました。
しばらくすると、B君は、ジャンケンに加わらなくなりました。
「最後でいいよ」と言って、順番がくるまで、他の遊びをして待っていました。
最初は、他の遊びの続きがしたいから最後でいいと言っているのかと思っていましたが、
ジャンケンに誘うと「ジャンケンで決めるなら最後でいい」と、ポソッと呟いて行ってしまいました。
争い事が嫌いなB君で、ジャンケンで勝つことも負けることも嫌になってしまったのだと思いました。
また、今回参加した中で1番年上であったことも気になっていたのかもしれません。
勝ち負けにこだわる年齢がありますが、A君はまだその年齢にあるようです。
負けるのが嫌で「やらない」と最初からやらない選択をしたこともありました。
しかし、挑戦してみたら勝つこともできたという経験もしてきています。
今回も、「もういい!やらない」ということはなかったですが、イライラをストレートに他人にぶつけてしまうところがありました。
高学年になったお子さん達の中にも低学年の頃は、負けることが嫌でA君のような態度になってしまっていたお子さんもいましたが、成長と共にそのこだわりも減っています。
これから、運動会をむかえるお子さんも多いですが、運動会では、勝ち負けがつきものです。
勝ちたい気持ちや負けた時の悔しさや悲しさを自分の中で処理するには様々な体験をゆっくりと時間をかけていくことが大切だと思います。
こどもプラスの運動の時間では、勝つ経験をたくさん積んで満足したお子さん達が、時には勝ちや順番を低学年のお子さんにゆずる高学年のお子さんもいます。
グッドモデルのお友達のそばで活動し、いずれこのように成長していくであろう低学年のお子さん達を見守ろうと思います。