
夏休み中は、霊泉寺温泉に出かけ川遊び、虫捕りなど自然を満喫しました。
水着を着て川遊びを楽しむグループと虫網と虫かごを持ってカブトムシなどをとるグループに分かれて活動しました。
川遊びでは、魚が泳いでいるのが見え捕まえようと潜るお子さんや水鉄砲で水のかけあいを楽しむなど昨年同様の姿も見ることができましたが、個々の遊びや対職員との遊びからお友達と集団での遊びをする姿が今年は多く見られました。
Aさんもその一人で、今年は、みんなと水のかけあいをすることが楽しくなって側にいる職員だけでなく、お友達にも水をくんではかけ、時間いっぱい遊ぶことができました。
虫捕りが、大好きで職員と捕りにいくことが多いBさんも、今年は同じ趣味の虫捕りの好きな男の子と車中や虫捕り、昼食も共に過ごすことや、曜日によっては、お姉さん的存在の二人のお子さんと活動を共にし女子トークを楽しむなど表情もとてもよかったです。
障害の特性から、今まで決まった職員との会話や遊びから、外の世界へ踏み出すことができた夏休みです。
霊泉寺温泉の川は、前日に夕立ちなどの激しい雨が降っても水量もいつも通りで、川の水はとてもきれいで澄んでいます。
お盆過ぎには、カブトムシやカラスアゲハ、オニヤンマなどたくさん見ることができました。
毎日訪れても新たな発見があり、大自然の中であきることなく過ごした夏休みは、お子さん達の違う一面がたくさん見ることができとても、新鮮でした。
人の成長、発達には段階があります。
乳幼児期に多く獲得する身体感覚のうちの基礎感覚(平衡感覚、固有感覚、触覚)は、無意識に無自覚に通常、大多数のお子さんは育っていますが、野山で遊ぶ機会が減ってしまった現代のお子さん達は昔に比べ総体的に育ちきっていません。
とりわけ、発達障害のあるお子さんはここの感覚にアンバランスが多く見られます。
大自然の中は「感覚まつり」と言って良いほどの感覚刺激があふれ感覚もとぎすまされます。
自然に感謝し、来年もぜひ訪れお子さん達の新たな成長を見守りたいと思います。