個別による運動あそび(放課後等デイサービス)

こどもプラスの活動の一つに運動あそびがあります。その日に登所しているお子さん達が全員で、約30分間、2階のプレイルームで行っています。

 

 

 

こどもプラスでの運動あそびは、体を動かすことが楽しくなる、好きになることを目的としています。特に身につけたいのが、全ての運動の基本となる「ジャンプ力」「支える力」「ぶら下がる力」と考えています。

 

 

 

 同じ動きでも指導をする職員の動きを真似してすぐに動けるお子さんもいれば、経験不足だったり、体を動かすための脳の回路や全身の筋肉や体幹が未熟だったりすることで、うまく体を動かせないお子さんもいます。

 

 A君は幼少期、はいはいをしないまま歩行をはじめたそうです。また、4つばいの姿勢をとってもらうと肩を固める意識がなくグニャリと前方に傾いていました。

 

また、腹圧がうまくかけられず排便困難もかかえていました。

 

 Aくんもその一人です。お手本の動きを真似する時に、自分の体を思うように動かせないと「できない。」とやる気をなくしていたように思いました。

 

 

 

そこでAくんには個別の運動に取り組んでもらうことにしました。Aくんの好きなキャラクターを利用し、タブレットでキャラクターの動画を見ながらピーナツバランスボールに座って画面を見ているAくんの肩を職員が押して体を上下させたり、バランスボールに腹ばいになって両手で体を支えて好きなキャラクターのカードを拾い集めたりする運動を行ってきました。

 

 

 

 お家でもピーナツバランスボールを用意していただいたことで、家でもバランスボールに座って自らはねることを楽しんでやるようになったということもあり、最近では腹筋がついてトイレで排便ができるようになりました。

 

 

 

 運動あそびのメニューの一つの『イモ虫鬼ごっこ』に参加できる様に、一人での運動の時にもイモ虫歩きを取り入れました。両腕で体を支えてお尻をすりながら前に進んだり後に下がったりする運動です。この時にも好きなキャラクターを利用して行うと、楽しんで取り組むことができました。すると集団での運動あそびの『イモ虫鬼ごっこ』に、好きなキャラクターになりきって「すみっこに隠れるニャ~。」と言いながら笑顔で楽しく参加できました。

 

 

 

 そこで新たにキャスターに腹ばいになって、両腕を床につけて腕の力でキャスターを動かす運動を取り入れました。バランスボールの時と同様にキャスターを動かしながらカードを拾い集めて行きます。まだ取り組みを始めたばかりですが、楽しんで行っています。

 

 

 

このように、遊んでいる感覚で体幹を鍛える運動に取り組んできました。最近では集団で行う運動あそびにもメニューによっては一緒に参加して、体を動かすことができるようになってきました。

 

 

 

 先日は自由あそびの時間にトランポリンではねたり、鉄棒にぶら下がったり、重ねたマットの上から飛び降りたりする活動的なAくんの姿も見られました。

 

 

 

 集団で一緒に活動できることも大事ですが、お子さんによっては、スモールステップを一つひとつクリアしていくことで小さな「できた!」を積み重ね、達成感から自己肯定感が育つのだと思います。

 

 

 

 これからもお子さんの今の状況を見極めて、一人ひとりのお子さんにあった支援を心がけて行きたいと思います。