特性を理解する(放課後等デイサービス)

さまざまな遊びの中で、鬼ごっこは多くのお子さんたちにも人気がある遊びです。鬼が変わる変わり鬼もあれば、鬼が変わらない鬼ごっこもあります。ほかにも限られたスペースでも行える芋虫鬼ごっこ(お尻を床に着け座った状態で行います)、色の異なるカラーコーンを持った鬼が数人いて、職員に言われた色の鬼だけが鬼になる鬼ごっこなど、幅広い楽しみ方ができる遊びです。しかしこれらの鬼ごっこのように、ずっと追いかけられること、強い力でタッチされること、また、急にタッチされることを苦手に感じるお子さんたちもいます。

 

 

 

 

 

 ある日の運動遊びの途中、小学生のSくんと中学生のYくんとで追いかけっこが突然始まりました。しかし、Sくんは突然追いかけられたこと、逃げても追いかけられたことに戸惑い、少しパニックを起こしてしまいました。

 

 

 

Sくんは接触過敏を持っており、自身が予測していないタイミングで急に触られたり、執拗に追いかけられたりすることが苦手なお子さんです。

 

接触過敏のような過敏症とは、アレルギーと同義に用いられることのある言葉だそうです。普通は反応を示さないような程度の弱い刺激にも、鋭敏に反応してしまうため、触覚過敏を持つお子さんは、身体に触られることを嫌がることが多いです。特に、自身が見えていない場所から、予測していないタイミングで急に触られるのが苦手なお子さんが多いと感じます。

 

 

 

こどもプラスにはSくんのように突然人から触られることを苦手とする、所謂接触過敏を持つお子さんが何名か通所しています。しかし逆に、誰かとまたは何かと接触をしても気付かないお子さんもいます。さまざまな特性を持ったお子さんが一つの空間にいると、遊んでいる最中など知らず知らずのうちに接触していることもあります。しかし、接触過敏を持っているからといって、人との接触を全て嫌がるわけではありません。お子さん自身が触られることを予測できていると、症状は出にくいように感じます。

 

 

 

さまざまな特性を持った、幅広い年齢のお子さんが通うこどもプラスでは、職員間だけでなく、お子さんたちの中でもその子の特性を理解することを求められることがあります。第2回こどもプラス夏祭りに向け、お子さんたち同士で協力する場面が増えてくると思われますが、互いに心地良い人との距離感を学びながら過ごせるよう、支援していきたいと思います。