
先日、中学生のAさんが職員と一緒にホットケーキを使ったミニドーナッツを作ることになりました。
以前にもドーナッツを作ったことのあるAさん。テキパキと生地を丸め油の中へ器用にドーナッツを落とし揚げていきます。
その様子を見ていた小学生のBくんが明るい声で「僕にも作らせてー」とAさんに近づき声を掛けてきました。
私が「Bくんにもお手伝いしてもらおう」とAさんに伝えようとしましたが、Aさんは作業の手を止めると「いいよBくん私のやり方を見てね、ドーナッツを揚げる時は、油が跳ねるから手を離すんだよ」とBくんに言いました。そしてAさんに教えてもらいながらBくんも楽しんでドーナッツを揚げることが出来ました。
キッチンからドーナッツの甘い匂いがしてくると、宿題を終えたCくんがAさんとBくんの側にやって来ました。
まだ揚げていない状態の白く丸めたドーナッツの生地を見たCくんが「白いドーナッツも作ったんだね」と言うとAさんは「違うよ、まだ揚げて茶色くなってないだけだよ」と言いその場にいたみんなも思わず笑ってしまいました。
完成したドーナッツを他のお友達が「おいしい」と言って食べている様子見ながらAさんも笑顔でみんなの輪の中に入りドーナッツを食べていました。
年下のお友達に気を配り、一緒に楽しく活動できるAさんの姿は、みんなの頼れるお姉さんでした。
お子さん同士の関わりを大切にし、タイミングを図りながら声を掛けるなど、今後ともお子さんの活動や遊びを見守っていきたいです。