役割分担(放課後等デイサービス)

おやつ担当のAさんは、その日に来るお友達のコップやお茶の用意をして、おやつを食べる場所まで運んでくれています。

以前は、職員が用意をしておいたのですが、Aさんを始めお子さん達の自立支援の一環として
任せていくことにしました。

おやつを買いに行くこともその一つで、一人で買い物ができるようになることを目指して行なっています。
お菓子類がなくなると、Aさんにリクエストし買い物に行ってもらい補充するようにお願いしています。

みんなからのリクエストが多いとAさんはメモをするようになりました。しかし、最近、頼まれることが多くなったため紙に書いてほしいと提案していました。
そして、その紙をおく場所もおやつの傍においたらどうかと言ってきました。
おやつ担当という責任を十分に発揮して皆のために張り切ってやってくれています。

ある日、要望を聞きメモした紙を持ちながらBさんと買い物にでかけました 。 
沢山のあるお菓子の中からリクエストのお菓子類を見つけ出すのはとても大変です。
しかし、何回も店内を周り探していました。
同じものが無いと分かると別の物にしようと似た物も探していました。

会計も職員が促しながらですが、以前より抵抗なくお金を触り出していました。
別の買い物では、Bさんも、一人で会計に行こうとしたのですが、レジの寸前でAさんも心細かったのか、「一緒に支払いをしてほしい」と言ってきたのですが、Aさんは「お金は大切な勉強だから」とBさんに優しく伝えていました。

 

Aさんの実体験から出てきたBさんへの励ましでした。

買い物の楽しさがわかってきたことや「Bさん今度は〇〇買って欲しいな」「Bさんありがとう」とお友達から頼られること、買い物に行かないとおやつがないことなど必要感を感じ行動している様子が伺えます。
また、以前は「私はお金の事が分からないから」と逃げ腰だったAさんも今では、自信もついてきて、お友達にも、買い物について教えてあげられるようになり良かったと思っています。


 

集団の中で自分の役割を行い、他者に喜ばれ必要とされる体験を通して将来、働く活動に向けての動機付けとなって欲しいと願っています。

 

みんなの意見を聞いて実行するAさんを今後も見守りたいと思います。