
先月、バレンタインデーにチョコをもらった男の子の中にはお返しを考えているお子さんが何人かいました。(5年間で初めての出来事です)
そのお子さん達にどんなお返しをしたいのか話を聞くと、「ハートのチョコ」「ピンク色のチョコ」「チョコペンで書く」など、まるでバレンタインデーのチョコ作りのような答えでした。
希望どおりのお返し作りとまではいきませんが、職員であらかじめ用意した材料で提案すると快くうなずいてくれました。
ピンクのチョコのイメージでいたA君もホワイトチョコにもすんなり納得して「これでもいいよ」といい、パイ生地にホワイトチョコを塗る為、湯煎でチョコを溶かしてくれました。
「初めてやる」と溶けていくチョコに釘付けでじっと混ぜていました。
男の子4人で行いましたが、登所時間も様々な為、バラバラで始めましたが、パイ生地にアレンジする頃にはだいたいまとまってできました。
チョコの塗り方やアレンジの仕方も丁寧で慎重に取り組み、机などの周りも汚すことなく仕上げていました。
作り途中でどうしても食べたくなってしまい、口に運んでしまうB君は、「僕も食べたい」と素直に言ってきました。
気持ちを込めて作っているのですが、やはり食べ盛りで、あげたい気持ちと同じに自分にもご褒美が欲しいようでした。
合間に休憩で味見をしつつ、自信満々の作品になりました。
しばらく乾かし、ラッピングをして、帰る時間には4人の男の子からこの日に登所した女の子にあげるプチイベントができました。
女の子からは、「うわー!かわいい」と声もあがり男の子も満足そうでした。
ホワイトデーのお返しは、男の子もチョコを手作りして返すイメージがある4人でした。
気持ちを込めて作る姿に健気で可愛らしい男の子達の1面をみました。
今回初めてのホワイトデーのお返し作りでしたが、春のような穏やかでほんわかとした日となりました。