
学校休業日のお子さん達で、調理活動を行いました。
作りたいメニュー、食べたいメニューを聞くと
オムライスと答えたAさん。
そこで、オムライスと野菜スープ、果物のリンゴとメニューが決まりました。
具材の買い物では、野菜コーナー、お肉コーナーなど進んで選ぶこともでき意欲的なAさんでした。
しかし、いざ調理活動が始まると、「包丁がこわい」「火がこわい」と言って活動が進みませんでした。
確かに、以前のAさんは、ポットに手を近づけることも「こわい」と言っていましたが、職員と一緒に押してお湯を注ぐことができるようになったことがありました。
今回も、職員と一緒に包丁を持ち、玉ねぎやお肉を切ったり、コンロの火も一緒につけたり、鍋にスープの素を入れるのも職員の手を介して行いました。
鍋は、熱いと思っていたことがそうでもなかったという体験ができ、「熱くなかったね。」と言うと、「うん」とうなずいていましたが、包丁を持つことは、まだ納得できなかったようで、「包丁は、まだ早いね」と言っていました。
包丁を使うことは、危険な作業になりますが、調理には欠かせない道具です。
しかし、Aさんは、まだ、使ってみたいという気持ちにはなれずにいます。
使える道具で、具材を切れるように、調理用はさみやみじん切りなどができる道具などを取り入れ調理が楽しいと感じてもらいたいと思います。
全く、怖くてできないというわけではなく、道具を使って調理できることもあります。前回のお餅つきでは、おろし金を使って大根を摩り下ろしてくれました。手を少し擦ってしまうこともありましたが、一人でたくさん擦ってくれました。
日頃の運動あそびや個別の課題で体幹や、股関節、肩関節の使い方そ学んでいる成果だとおもいます。
色々な料理のメニューを知っていて、食事もしっかりとれるAさんです。自分で作って食べてみることや自立活動に向けて少しでも調理活動での恐怖心がなくなるといいと思います