ビジョントレーニング(放課後等デイサービス)

当事業所を利用されているお子さんの中に、ビジョントレーニングに取り組んでいるお子さんがいます。お子さんによって方法は様々ですが、1回につき5分程度、手作りの用具などを使って行っています。

 

 

 

 Aくんは週に1回の利用をされているお子さんです。利用を始めた頃は学校から出される宿題で、漢字の書写については、ノートに職員が赤鉛筆で書いた漢字をなぞって書いていました。算数の計算プリントは、A4サイズの用紙に「○+△= 」という問題が狭い行間で何問も並んでいるので、「○+△= 」に答えを書く時にどうしても少し右下がりになってしまい、問題は自分で解けるのですが、答えがだんだん下方になってしまいました。

 

 

 

 そこでビジョントレーニングを始めたところ、まじめな性格のお子さんですので、一つひとつのトレーニングに丁寧に取り組みましたので、効果がすぐに表れました。寄り目ができるようになってきたのです。

 

 

 

 それに伴い、漢字の書写も、お手本を左側に置き右側のノートに正しく書き写すことができるようになりましたし、計算プリントも、計算式の横に答えを書き入れるようになりました。

 

お母さんから「前は連絡帳に明日の予定を書いても先に書いた文字に重なって書いてしまい読めなかったものが、読める字で書いてくるようになりました。学校の先生からも『画数の多い字が正しく書けるようになりました』と言っていただきました。」とお話がありました。

 

 そして今では、他のお子さんがやっているペーパークラフトにも楽しんで取り組み、はさみの使い方も上手になり、毎回新しいものを作ってはお家に持ち帰っています。

 

 

 

 Bさんは宿題に取り組む時に、猫背になってしまったり、左腕を机にのせてその左腕に上半身を傾けてしまったりする傾向があるので、ビジョントレーニングと合わせて体幹や平衡感覚を鍛えるトレーニングも行っています。宿題に取り組む時には良い姿勢(机とおなかの間に握り拳一つ分あけて椅子にしっかり座ること、両足を閉じること、左手は机にのせて背筋を伸ばすこと)で行えるように、声をかけて確認をしています。

 

 

 

 運動あそびの時間は、良い姿勢を保ってバランスボールに座って説明を聞いていられる時間が長くなりましたし、バランスボールに座ったままでその場でジャンプをすることも上手になってきました。

 

 

 

 ビジョントレーニングについては毎回やるものと決めているようで、宿題を済ませるとすぐに5分ほど取り組んでいます。その日の気分によって、スムーズにできる日と気がそれてしまう日があるので、Bさんの使いたい用具を選んでもらって短時間でも取り組んでいます。

 

 

 

iPadで行うビジョントレーニングも日課の一部になっています。「アイムーブメント」という、画面いっぱいにBさんの好きな漢字が並んでいて、ランダムに大きくなった漢字をタッチするというあそびでも、慣れてきたのか正しく素早くタッチできるようになってきました。

 

 

 

 「ぼくは寄り目はできません。」と言っていたCくんも、毎回利用日に短時間行うことで、少しずつ寄り目ができるようになってきました。

 

 

 

 ビジョントレーニングだけでなく、お預かりしているお子さんの課題について、職員で共通の認識をもって、お子さんの支援をしていきたいと思います。