判断する力(放課後等デイサービス)

中学生のM君は体力づくりも兼ねて、徒歩でこどもプラスに通っています。

 

    

 

今までは家まで最短距離の道を通って通っていたM君ですが、最近は雪もちらほらと降り始め、夕方は暗くなる時間が早くなって来ました。M君が元々使っていた道は暗く、車通りも少ない箇所があることから、人通りもあって街灯もある大きい道を通った方が良いのではないか、という話をM君としました。するとM君も賛同してくれ、この日は安全な帰り道を確認しながら帰ることになりました。

 

普段使っている道とは異なった道を通るということもあり、この日は職員も同行してM君と帰りました。タスキング(反射板の付いたタスキ)を掛け、いざ出発です。

 

こどもプラスを出るとすぐにA(少し遠回りになるが広く明るい)道とB(少し近道になるが暗い)道があります。Aの道とBの道、どちらの道で帰ろうかと考えていると、M君はBの道を選びました。職員が『そっちは暗いんじゃない?』と尋ねると、『まだ(空が)明るいからこの道で大丈夫』とのこと。その後は車通りが多い道の歩道を職員と2人で、暗くなるのがもっと早くなったら明るい道を選んで帰ろう、という話をしながらM君の自宅まで歩きました。

 

 

 

最近、TPOという言葉をよく聞きます。『その時その場所に合った服装をしよう』という意味です。確かにそれも大切ですが、『その時その場に合った道選び』というのも、生きる上でとても大切な選択する力です。普段使い慣れている道でも雪が降って滑りやすくなっていたり、普段より遅い時間で人通りが少なくなっているなど、その時の時期や天候、時間帯によって道の状況は大きく変わってきます。そんな時に『いつも通っている道だから』と安易に考えてしまうのではなく、少し遠回りをしてでも安全な道を通ろうと自分で判断する力はとても重要になってきます。転倒などで怪我をしない為だけでなく、自分の身を守る為にも身に付けなければならない力だと思います。

 

 

 

 こどもプラスの活動は主に朝から夕方であり、外が暗い時間帯での活動の機会はほとんどありません。外遊びや避難訓練など外を歩く活動は定期的に行なっていますが、その時は大体いつも同じ道を通ります。それは普段から使い慣れている道で安全に気を配って歩くことが出来る良い機会になりますが、自分で安全な道を判断する力も子どもたちと身に付けられる活動をしていきたいと思います。