適切な距離感(放課後等デイサービス)

こどもプラス上田事業所では最近、小学校低学年の男の子の間でペーパークラフトが流行っています。

お子さん達の好きな新幹線や、モノレール、車などのペーパークラフトをパソコンで検索して印刷し、ハサミで切って立体的に組立てていきます。

 
お子さん達のハサミの使い方を見ていると、危なっかしいのと同時に、切って良い部分と切ってはいけない部分の区別がつかなくて、ペーパークラフトの糊代まで切ってしまう場面が見受けられました。
 
低学年のお子さんの中には、ハサミを 握る事が出来てもハサミを開く力が弱く、普通のハサミでは悪戦苦闘しているお子さんもいました。

そこでまず、ハサミを開く動作を助けてくれる、握る所にスプリングの付いたハサミを用意しました。

 
実際に以前の職員研修で職員が、車のペーパークラフトを切って立体的に作ってみました。
 
本体の所に付いている糊代が細かい凹凸になっている所もあり、大人でもとても切りづらく感じました。なんとなく形にはなったものの、いびつな形でした。大人でも難しく感じたので小さいお子さんは細かく切る事は確かに大変な事だと改めて感じました。

 
この職員研修で、低学年のお子さんが切る部分と大人が切る部分を明確に分かるようにまずは糊代の凸凹は無視してペーパークラフトの全体の形を太ペンでなぞり分かりやすくする。なぞった所を最初に切ってもらう。その後、糊代の所をペンでなぞり、そこを切ってもらうよう支援するように決めました。

 
先日、小学校一年生のAくんが車のペーパークラフトを作りたいと言うので一緒に作る事になりました。研修で教わった通り支援したのですが、やはり糊代の細かい部分をハサミで切るのが難しそうだったので、自分が手伝いながら切っていきました。
糊代を切ってしまった箇所もあったので少しいびつな形でしたが、立体的な車になっていたので、Aくんは満足した様子でした。

 A
くんに関わり感じた事は、まだまだハサミを使う事に慣れていないので、ペーパークラフトで切ってはいけない所を切ってしまい、つい自分が手を出してしまいましたが、(危ない時は手を差し伸べなければいけませんが)失敗した事で学ぶ事があったと思います。何で綺麗な立体的な形にならなかったんだろうと考える事がまた次の工作につながります。次は成功するかまた失敗するかわかりませんが、「Aくんが作る]という事が大事な事なんだと思いました。

 
「失敗は成功の元」

ということわざがあります。
本気の失敗は成功に繋がります。
失敗した後の成功は、最初から成功した事より他人にやってもらって成功したことより何10倍も嬉しいと思います。

 
お子さん達が支援を必要として来た時は手を差し伸べ、そうでないときはじっと見守り、関わり過ぎないよう、良い距離感をつくっていけるように日々心掛けていきたいと思っています。