公共交通機関を使って(放課後等デイサービス)

 

 

先日、学校振替休日にどんな活動をしようかA君と相談をしていると、「買い物に行きたい」と言っていたので、市内にある駄菓子屋さんにお買い物に行く計画をたてました。
社用車で行くことは、日常と変わりがないため、公共の乗り物であるバスに乗って行く事にしました。

 

市内を走るバスは、いくつかあるので、バス停で待っていると同じ時刻頃に通るバスがあり、その度に「あっ、来た!」と喜ぶお子さん達でした。
しかし、来たバスは行き先が違うため「あのバスではないな」というと残念がるお子さん達でした。同じ時刻なので間違って乗ってしまいそうです。
大人でも、目的のバスなのかどうか遠くから見ただけでは判断しにくく少し不安になりました。
行き先が書かれていても漢字なので低学年のお子さんには、判断がしにくいと思いました。
事前にバスの色や行き先名をもっと強調して伝えておくべきだったと思いました。

無事に目的のバスに乗っていると、お子さん達は事前学習で口に出して言っていたように、バスの中では静かにし、立つこともなく落ち着いて乗っていました。
一番年上のA君には、代表で、降りる時のブザーを押してもらうことにしていた為、やや緊張ぎみでした。
たまたま、他のお客さんがみんな降りてしまってバスの中は、自分達だけとわかると、A君が「なんていうバス停だっけ?」と降りるバス停名を小さな声で聞いてきました。
分かってはいても緊張もあって、だんだんと不安になってしまったのだと思います。
しかし、降りるバス停名がアナウンスされるとさっと手を伸ばし押すことができていました。

 


日常とは、違う手段や日課は、発達障害のお子さんにとって大きなストレスです。
それに加え、失敗した経験があると 「絶対やらない」という結果に結びついてしまいます。
初めてやったけど楽しかった、またやりたいという気持ちやその成功体験を積み重ねて違う新しいことにも挑戦してほしいと思います。

 

日頃の自力通学を経験しながら、自力移動の経験も取り入れていきたいと思います。

今回での体験で少しストレスを抱えたかもしれませんが、駄菓子屋さんでお買い物ができおやつに食べることでそのストレスも半減したと思います。
頑張ったあとの楽しみ、ご褒美を入れつつ、新しい体験を増やしていかれるよう支援していきます。

 

将来、車を自分で運転し、自分の生活の範囲を広げられるお子さんはどのくらいになるか分かりません。今のうちから自分で電車やバスに乗る経験を積んで「あの時ああやって出かけられたんだからやってみるか」と、大人になった時に生活の質が少しでも豊かになる基礎を培っておきたいと考えています。