
暑い日が続いた夏休みも終わって、2学期が始まりました。こども達は、どのような休みだったのでしょうか?こどもプラス上田では、長い夏休み中でも子供たちに楽しんで、たくさんの思い出を残してほしいと願い、色々なイベントを企画いたしました。
*流しそうめん *東御中央公園(噴水あそび・昆虫取りなど)
*霊泉寺温泉(川で水遊び・昆虫取りなど)で、職員も昔に返ってこども達と一緒に大声で笑いながら楽しい時間を過ごしました。私は数十年ぶりの川遊びや水鉄砲、カブトムシ取りに記憶がよみがえりいつの間にか童心に返った自分がいました。
数日前にミヤマクワガタを捕まえたとのことで、虫が嫌いでつかめないT君が「僕もミヤマクワガタ捕まえたい」と気合を入れて林の中へと行きました。2か所目のポイントで、ついに職員が発見!40mm位を捕まえることができました。T君も嬉しそうにしていましたが、つかむことができず虫かごに入れ興奮していました。さらに進み、職員情報のカブトの木に行ったところ私もビックリ!!見上げれば枝葉に「あっいた、あそこにも、飛んできた」予期もしない光景を目の当たりにした私はこども達を忘れ捕獲モードに突入!大きい木のため、小枝投げ落とし作戦を実行。落ちてきたカブトムシを素早く捕まえ虫かごに入れる。そんな職員二人の走り寄る姿はこども達の目にどう映ったのでしょうか?
(来年の課題が見えました。)
T君はカブトムシをつかみ籠に入れること。職員は冷静に行動すること。
【参考】
ミヤマクワガタはクワガタムシ科に属す。現在天然のものは激減し大変貴重である。
70mmを超えると1mm単位で値段が上がっていく。
78mmのオスで十数万円で売買された例もある。
皆さんも探してみてはどうでしょうか?
この日は、今まで虫に関心を示さなかったT君が、周囲の者が盛り上がって楽しむ姿に感化され、「僕もやってみよう」と興味を持ってくれた記念の日となりました。
そういえば、T君は後日、カブト虫のいる木に向かって小枝を懸命に投げていたそうです。(投げることは決して得意ではありませんが)
お子さんというのは、身近な人達が楽しそうにしていたり、大切にしたりしていることを自分も楽しく感じたり大切に感じたりするようになるものです。
また、障害特性ゆえに、新しいものへの挑戦や興味、関心が広がりにくく、同じ遊びをずっと繰り返しているお子さんも多く見られます。
お子さん達が、夢中になって遊んでいる時には安全に見守ることは大切なことですが、時には、周囲の者が、本気で遊びに楽しむ姿を見せる(もちろんお子さんをほったらかしにしたり、危険な目に合わせてはいけません)ことも大切なことだと考えています。