工作をしながら意思疎通(放課後等デイサービス)

Aくんはこどもプラス上田事業所が開所した頃から、週に1回放課後等デイサービスを利用しているお子さんです。こどもプラスに来る日は工作をすると決めているようです。最初の頃は、Aくんが作りたいものを事業所のタブレットで検索をして、職員がほとんどの工程を行い、Aくんのイメージに合ったものを作っていました。運動あそびの時間までに作品が仕上がらないと、運動に参加することを嫌がることもありました。そこで、活動の見通しが持ちやすいように、Aくん専用のスケジュールボードを作り時計も一緒に準備をし、工作を始める前に、運動あそびが始まる時間と運動あそびの後にまた工作を続けられることを伝えてきました。

 

 

 

一時期工作に興味がなくなったのか、タブレットで画像を検索しても工作をやらない日々が続きましたが、最近はまた工作をするようになりました。学校から帰ってくると手洗いうがい宿題を済ませおやつを選んで食べると、事業所のタブレットを借りて自分の作りたいものを職員に伝え、職員がタブレットに入力すると、自分で画像検索をして作るものを決めます。以前のAくんは見ていることが多かったのですが、最近はAくんがはさみで切ったりテープを貼ったりと自分でやることが多くなりました。Aくんの作りたいもののイメージが頭の中にあり、それを職員が理解できずにAくんのイメージと違う工程を始めると「ううん。」と言って首を横に振り、「ちがう」ということを伝えてくれます。また、やって欲しいことは「はさみ。」(切るという意味)とか、「貼る。」(テープで貼るという意味)と言って、職員に手伝って欲しいことを伝えてくれるようになりました。作りたいものの数を「6」と言って伝えてもくれます。先日もタブレットの画面を指さし職員に向かって「描く。6。」と言うので、白紙をたくさん渡すと、6枚だけを使って職員に絵を描いてもらい嬉しそうにその絵を壁に貼っていました。

 

 

 

最近のAくんは運動あそびの時間が始まる前には工作をやめて、マットに座って運動あそびが始まるのを待つことができるようになりましたし、お家の方がお迎えにくると工作をやめて「お片付け。」と言って作りかけのものを片付けることができるようになってきました。そして次の利用日に続きから作り始めるようになりました。

 

 

 

これからもAくんと共に遊びながらたくさん語りかけたり共感したりして、意思疎通をはかって行きたいと思います。