
運動指導で保育園にお伺いすると、水に顔をつけられない子、プールに入れない子が多くなってきているように感じます。
考えられる要因には、顔が濡れる感覚が苦手だったり、温度が苦手だったり色々と考えられ、水遊びや泥遊びの経験をしてきたことが少ない事も、よく見られます。
そこで、毎日入るお風呂で、できる水遊びをご紹介したいと思います。
・空気ポコポコ遊び
用意するもの:桶
桶を逆さにして、お湯に沈めます。そして、一気に反転すると桶に溜まっていた空気が、ボコんと出てきます。上がってきた空気で、お湯が膨れ上がり音も出るので、お湯の動きや音で楽しめる遊びになります。
この遊びは、手でもできる遊びになります。両手でおにぎりを作るように、手を合わせ手の中は空間を作り、合わせている手は隙間が無いように握ります。
そして、お湯に両手を沈めてから開くと桶と同じ遊びができます。
隙間を作らないよう手を合わせる事は、とても難しく力加減や、手の中に空 間を作るイメージ力に繋がります。
まずは、大人が作り出てきた空気を子どもがキャッチする遊びをし、お 子さんも手の中に空気を溜めることができるようになったら、少しずつ空気 を逃がして、どちらが長く空気を出すことがきるか競える遊びにもなります。
・お風呂でクラゲ遊び
用意するもの:タオル
タオルをお湯に浮かべて、両手で、○を作り、タオルを下から、少し持ち上
げます。すると浮いた部分に空気が入るので、空気が逃げないようにタオル
を囲むように握るとクラゲの完成になります。
この作業の中では、空気を逃がさないための握る力やタオルのどこへ空気を
入れるかイメージする力が養えます。
最初は難しいので、大人が、まずクラゲを作ってあげて、子どもは、クラ
ゲの空気をつぶして出す「クラゲ退治」ゲームとして遊ぶのも楽しいです。
また、クラゲをつぶそうと目で追うビジョントレーニングや握るための奥行
きや指先の感覚にも繋がる遊びになります。
公共施設の温泉で、桶やタオルを沈めるのは好ましくないですが、お家のお風呂の中で、一緒に遊ぶことで、お風呂が大好きになったりお水遊びが好きになったりします。親子のふれあい遊びに繋がりますので、ぜひ遊んでみてください♪