景品作り2(放課後等デイサービス)

景品作りでは、行程ごとに分業で製作をしています。はんこを作る、紙を切る、はんこを押す、紙を順にとってまとめる、まとめたものを貼る、周りをきれいに切る

 

この行程の中で「はんこを作る」はすでに22個のはんこができていて、お子さんたちには主に、「はんこを押す」の行程をお願いしています。

 

 

 

 Aさんは体の使い方にぎこちなさがあり、筆圧が強かったり、人に触れる感覚が鈍麻だったり、自分の体をうまく動かすことが苦手なお子さんです。

 

 そんなAさんに「はんこを押すことを手伝ってもらえるとうれしいな~」と伝えると、職員と一緒にはんこを押してくれることになりました。

 

 作業前には、職員間で、Aさんにはんこを押してもらう作業は、押すときの加減や、押す場所への注意を向けて集中することはよい訓練になるかも、と話していました。

 

 いざ、Aさんが押してくれたメモの紙を見るととてもきれいにインクも満遍なく押すことができていました。一緒について行った職員も上手に押してくれたAさんへ「こんなに上手に押せるんだ!」「すごいねAさん!!」と褒めるとうれしそうにAさんは「将来はんこ屋さんになる」と言っていました。

 

 ある日はBくんがはんこを押してくれました。作ったはんこには一つずつ、何色のインクで押すのか分かるようになっているのですが、ついうっかり他のスタンプインクへはんこをついてしまうBくんに一緒にはんこを押していたCさんが苛立っていました。「わざとではないから仕方ないけど、気をつけようね。」と話しましたがその後も数回間違えてしまったBさんですが、それでも一生懸命に押してくれました。CさんもそんなBさんに苛立ちながらも怒ることはせずに黙々と取り組んでくれました。

 

 

 

 Dさん(男の子)には表紙になるメモ帳のページをお願いしました。なるべくカラフルにしてくれるといいかな~、と伝えると水色、ピンク、紫、アイス、リボン・・と、かわいらしい、女の子が好きそうな表紙のデザインで押してくれました。

 

 

 

普段行わない活動の中ではこんな一面があるのかと、気付かされます。Aさんは私たちの予想を超え、とても上手にはんこを押すことができました。Bさんは普段から興味が散漫になりがちなお子さんで、はんこ押しにもそれが表われたのでしょうか、次に押したい色を見ては持っているはんこと違う色のインクをつけてしまうようでした。 Dさんは意外にもかわいらしいデザインを気に入ってメモ帳の表紙をたくさん作ってくれました。普段しない活動を通してそのお子さんの新たな一面や、こんな場合はこうなんだ、という新しいパターンの発見もあります。日頃の活動を固定化せず、日々柔軟に色々な活動を企画していきたいです。