気持ちを言葉にして伝える(放課後等デイサービス)

折り紙を折ることが得意なAさんは、お家でたくさん折って登所してきました。
動物や洋服などを折ってあり、どれも可愛らしいものばかりで、お友達にあげる分も一緒に見せてくれました。

その日の活動も、折り紙を折りたいと言って折るものを決めていました。
そして、黒猫を見つけると「かわいい」と言ってすぐに折り始めました。
折り方はわりと簡単でAさんもすぐに折れましたが、目や尻尾、耳にはリボンなどAさんらしくアレンジして仕上げていました。

しばらくすると、職員も一緒に折った黒猫をみて「かわいい」と何回か言ってくるAさんでした。
もしかしたら、この黒猫も欲しいのかな?っと思ったのですが、先回りせず、Aさんが言ってくるのを待つことにしました。

すると「これも欲しいな」と気持ちを伝えてくれました。
遠慮して気持ちを伝えることをためらってしまいがちなAさんが、頑張って言葉にして伝えてくれたことがとても嬉しく思いました。

Aさんは、嫌なことをされても、嫌われたくないから我慢をすることや相手に悲しい思いをして欲しくないから言わない など先をみて自分の感情を言わずに飲み込んでしまっていることがあります。

しかし、以前に比べ、「やめて」や「それはやってはダメでしょ」と相手に聞こえるように言えることが増えてきました。
また、恥ずかしさが先にきて意外と言う事が難しい「ありがとう」などのお礼も自然と言えるようになっています。

「〇〇先生が折ったものだから  」と言って、持ち帰らずにいるAさんで、「どうぞ」と言ってもらうなどの受け身が多かったですが、気持ちを表現でき良かったです。


真面目で悪いことをしないAさんですが、今後は「ごめんね」などと言いあえる人間関係を経験していけたらいいな  と思っています。
決まった人との関わりの中でという状況ですが、色々な場面を経験し慣れていくことで、リラックスして人と関わり、恐怖心が和らいでいけるよう支援し続けます。