刺激を避ける工夫(放課後等デイサービス)

四月から一年生になったAさんは、元気に歩いて学校へ登校しています。

歩いて学校へ行くことはどのお子さんにとっても初めての事ですが、Aさんにとっては初めてのことが他にもいくつかあります。
その一つが、給食です。
こどもプラスでは、いつもお弁当だったからです。
先日、学校が終わって放課後に登所した時の事です。
身体を激しく動かすなど感覚遊びをしたがりました。汗をかいて身体を動かし刺激を入れている様子でした。
このまま、興奮状態が続くことを避ける為、人気のあまりない公園で大好きなブランコに揺られ静かに気持ちを落ち着かせられるよう外出することにしました。
あいにく近所には、ブランコがない為車で移動しました。
車内では、学校の話を始めました。
Aさん「学校は給食があるの」
職員「そうなんだ。食べられた?」
Aさん「うん。残さないで全部食べた」
職員「すごいね〜嫌いなものなかったの」
Aさん「うん。なかった」
職員「Aさん、頑張ってるね」
Aさん「・・・」
しばらくしてバックミラーでAさんを見ると寝ていました。
一年生の最初は、慣れない生活と緊張などで身体が疲れています。
更に、Aさんは、色々な情報や刺激を一度に受けやすい特性があります。
身体は疲れていても、脳は、興奮状態で休めないことから、この一週間は夜泣きが続き、睡眠も乱れがちだったそうです。
脳が休んでいない為、イライラすることやパニックを起こしやすい状態になっています。
公園で、遊べることを楽しみにしてはいたものの、車内で眠れた事はよかったと思い、静かに寝かせてあげました。
とても疲れているのか、車のエンジンを止める事やドアの開け閉めの音で起きることが多かったAさんですが、この時は、全く起きず、起こすのも悩みました。
ストレスなどからパニックや癇癪を起こしやすい時なので、楽しみにしていた活動をやらずに帰ることは良くないと思い、静かに声をかける、身体をさする、風を入れるなど時間をかけて起こしました。
目覚めたAさんは、穏やかで、窓から外を見て、「行く」と言って外にでて、笑顔で遊ぶことができました。


この時期は、環境が変わり、身体も疲れやすくストレスを受けやすいです。
学校で頑張ってきている分、放課後の過ごし方では、気持ちに寄り添い、刺激を避ける工夫をしながら活動していきます。