メタ認知の成長(放課後等デイサービス)

放課後等デイサービス利用のAさんはこの4月から6年生になります。こどもプラスへ登所しはじめた頃は2年生で、その頃のAさんはお友達とのコミュニケーションに苦手な場面も多くあり、学校でもお友達とのトラブルがあったという話をうかがうことがありました。

 

 

 

 Aさんは週に一度登所していて、関係者会議も月に一度行われており、Aさんの支援に対しては学校関係者や、支援者、市の福祉課の方、保護者の方とみんなで同じ方向で支援できるようにしてきました。

 

 このごろのAさんは、「マジで!まじめくん」という本を参考に、こうしてみよう、と決めたことを少しずつ実行しているようです。

 

 春休み中の登所の際には、「一日5回歯磨きをする」とか、「友達に6年生になってもよろしくってあいさつをしてきた」とか、まじめ君がやっていたことを真似して同じことをしているようでした。

 

 

 

 先日は近くにきた子との距離感がこわくてつい手が出てしまったAさんでしたが、それからすぐに叩いてしまったBさんへ誤りに行くことができました。誤りに行った後、「あんなことにならないように、狭いところじゃなくてここに座ることにする。」と座る場所を変えて座っていたAさんでした。

 

 また、運動中に、誤ってAさんがCさんに足を踏まれたのですが、Aさんは落ち着いた口調で「Cくん、今僕の足を踏んだけど痛かったよ。」と言ったので、Cさんは「ごめんね」というと、「うん、いいよ」と言ってくれました。

 

 

 

 これらのやり取りができるAさんにとても成長を感じました。Aくんは「すぐに怒らないで、口で注意することができるようになったんだ」と話してくれました。「すごいね!なかなか難しいことだけどそれができるAくんはすごいと思うよ!」と職員みんなで褒めました。

 

 

 

 これまで自分が人からどのように思われているか、こんなことをしたらどのように思うか、などメタ認知が苦手なAさんでしたが、昨年ぐらいから周りのことが見えるようになってきていました。更に最近は少し気にしているようで、食事中に食べながら話さないことや、ちょっとシャツが出ていることなど気にしている様子もあります。

 

お子さんごとに周りからの視線やどう思われるかなどの人への興味はそれぞれですが、Aくんが気になったときにどうしたらいいかのヒントはマジメ君の本の中にあったようでそれがとてもいい刺激になっているようです。

 

 

 

Aさんの頑張りや努力を認めてAさんの良さを引き出していけるような支援をしていきたいと思います。