それぞれの課題(児童発達支援)

児童発達支援ご利用のAさん、Bさんは3月の工作でお内裏様とお雛様を作りました。Aさんはもともと工作が好きなお子さんで、こどもプラスに通所して3年目になるお子さんです。Bさんはハサミやのりを使うことが少し苦手なお子さんで、昨年7月からこどもプラスに通っています。2人はこれまで同じ時間、同じ場で一緒に課題の工作を行っていましたが今回は別々に場を分けて工作をすることにしました。

 

 Aさんは見本を見ながら自分で想像力を膨らませ独自の工作をする傾向があります。Bさんは見本になるべく似るように、細かいところもきれいに切ったり貼ったりしたいタイプです。そんなBさんは今まで同じ場で行うと時間がバラバラで終わってしまうことに刺激を受け、はさみやのりをダイナミックに使うAさんを見てうらやましくなり、つい「ぜんぜん上手じゃない!」とか、「そんなへたくそなの・・」と言ってAさんに強く当たってしまうことが多かったのですが、今回は自分たちがそれぞれに思う通りに自分たちのペースで行うことができました。

 

4月になれば、小学校に入学し、集団の中で勉強行うことになる、Aさん Bさんですがこどもプラスでは職員1人がなるべく2人を見るようにして過ごしていました。しかし一緒に過ごすことになってBさんは自分ができないことへの不安な気持ちや、うまくできないからやらない、という気持ちが強くなっていったように思いました。

 

朝の会では3年目のAさんは慣れた様子で朝の運動サーキットを行うので、劣等感の強いBさんは運動サーキットをぐちゃぐちゃにしてしまうこともありました。一日の目標を発表する場では、たくさん頑張ることを発表するAさんに対して、「頑張ることは何もない。」というBさんですが、Aさんがお休みの日はきちんとサーキットも行うことができますし、目標もしっかりと発表することができます。

 

職員はなるべく朝の運動ではAさん、Bさん2人が楽しく行うことができ、優劣がつかない運動や、Bさんでもすぐにできるような運動を行うように考えてきました。

 

 

 

先日のブログでも書きましたが、自尊心の低いお子さんにとって必要なことは「根拠のない自信」です。Bさんにはたくさん認めて褒めることをしようということになりました。安定して過ごすことができるように、朝の会や、課題工作の時間を分けることにしました。

 

2人にとってそれぞれに必要な支援をその都度考えて提供していきます。