お昼寝の卒業(児童発達支援)

児童発達支援を利用のAさんはこれまで食後に軽く遊んだ後、午後1時から1時間ほどお昼寝をしていたのですが、体力もついてきたので小学校入学へ向け、お昼寝をすることをやめました。お昼を食べて歯磨きをした後は自由遊びを行っていますが、今後は少しずつそうじや課題活動を行う予定です。

 

 

 

 毎日の朝の会では、自分で考えた「今日がんばること」を発表してもらうのですが、12月までは「ねんねして、はみがきすることです!」と言っていたAさんですがお昼寝がなくなってからは、「はみがきと、Bくんとけんかをしないことです!」とがんばることを発表してくれます。

 

 

 

 幼い時期のお昼寝は脳を休ませるためには大変重要な活動であるとAさんを支援している中で特に感じることの一つでした。眠気と戦いながら興奮してパニックを起こしやすかったり、興奮がとまらなくなって、糸が切れたように夕方に寝てしまい、生活のリズムが崩れてしまったりということが多く見られたこともあります。Aさんはお昼寝の習慣が身につくまでに1年ほどかかりましたが、身についてしまうと自分から頑張ることの1つにあげ、寝付くまではじっと静かにしていることができるまでになりました。

 

 12月の末、お昼寝が最後の日には寝ることができませんでした。「お昼寝が最後の日」と言うことを事前に伝えていたこともあり、興奮していたのかもしれません。それでもお昼寝の時間が終わるのを横になって静かにしていられるAさんでした。最後のお昼寝が終わった後「お昼寝はもうないの?」と確認してきたので「次からはお昼寝はもうないよ。」と話すとにっこりしてうれしそうでした。お昼寝を始めて約2年半、なんとなく寂しい気持ちも感じます。

 

 

 

 自分の感情をコントロールすることは難しいですが、興奮してきた時や、疲れたときはしっかり休むことや、自分が落ち着く活動をすることなど、クールダウンの仕方を知ることは発達障がいのお子さんには重要です。Aさんは毎朝、小麦粘土でごっこ遊びをします。感覚刺激を求め、粘土をこねることも自然と落ち着く活動になっていますし、外遊びではブランコを好みますがこれも感覚刺激が得られ、落ち着く遊具の1つです。クールダウンをしているという意識がなくてもなんとなくルーチンになっていれば自然と落ち着くことができるので、それが身についているAさんはとてもすごいと思います。

 

 

 

 幼いうちからのこうしたお昼寝や、感覚刺激のある遊具や玩具での遊びがとても重要です。小学生のお子さんの中には自分のストレスの発散の仕方が分からなく、クールダウンの仕方を知らずにいるお子さんも多くいます。こどもプラスの生活の支援の中で落ち着く活動やクールダウンできる場など、自分で知って、できるように支援して行きたいと思います