「疲れた」が言える安心できる場(放課後等デイサービス)

 年末年始休業も終わり学校は3学期が始まりました。学校が始まった週は少し疲れた様子のお子さんもいました。Aくんもそのひとりです。

 

 

 

 登所してすぐに宿題に取り組み始めたのですが、表情がさえません。「どうしたの?」と聞くと「学校、疲れた。」とつぶやきました。Aくんは後になって「あの時は○○だった。」とその時の感情を話してくれるお子さんなので、あえて理由は聞かず、「そうか。疲れたんだね。じゃあ、ゆっくり宿題やろうか?」と声をかけて様子を見ることにしました。

 

 

 

 算数の計算をやりながら時々手を止めてボーッとしていました。他のお子さんが「これ、キーボードで弾くんだ。」と言いながらAくんのうしろを通り過ぎると、その言葉に反応して両手の指を素早く動かし(パソコンのブラインドタッチの真似をして)「キーボード?」と言いました。職員が「Aくん、そんなに速くパソコン打てるの?」と聞くと「う~ん、そんなに速くはないけど。」とのこと。「先生の家の猫はね、先生がパソコンをやっているとテーブルにのってきて、前足をキーボードの上にのせるから同じ文字がズ~ッと打って大変なんだよ。」と話すと大笑いして、「じゃあ、こうすればどう?」と考えてくれました。

 

職員「科学者Aくんはどう考える?」

 

Aくん「キーボードの上にガラスで蓋を作る。そして、その間に手を入れてこうする。(ブラインドタッチの真似)」

 

職員「それいいかもね。」

 

その後も猫のいたずらの数々を話すと大笑いして、そのいたずらの対処法を真剣に考えてくれるAくんでした。

 

 

 

 その後は特に疲れた様子を見せることもなく、お友達と楽しく運動あそびをやったり、好きな漫画本を読んだりして過ごしました。

 

 帰りの送迎の車内ではロボコンの話になりました。科学的な知識が豊富なAくんです。話している表情は見えませんでしたが、いつになく熱く詳しく話してくれました。聞きながら、得意な分野で自信が持てるようになれたらいいのにと思いながら車を運転していました。

 

 

 

 学校では学習面や人間関係でストレスを感じることもあるかと思います。こどもプラスはお子さんが「疲れた。」が言える、安心できる場所でありたいと思います。発達障がいののお子さんはストレスを抱えやすい上に発散が得意ではありません。お子さんの話に耳を傾けたり、やりたいことを一緒に行ったりして、少しでも落ち着いた気持ちで家に帰れるように支援をしていきたいと思います。