凧作り(放課後等デイサービス)

放課後等デイサービス利用のAくんは普段から工作が好きなお子さんです。

 

その日はお迎えに行くと、送迎の車の中で、学校の図書館から借りてきた本を出して真剣に読み始め、「先生、世界にはぶたのたこがあるんだよ。」と突然話すので「どういうこと?たこは海の生き物だけど。」と質問すると、「違う、空に浮かぶやつ。たこの本を借りてきたから、今日はたこをつくりたいんだ。」とのことでした。

 

 

 

 その日は保護者面談で早下校の週だったので、自由時間がたくさんとれる日でした。「さきに宿題をしたら作ろうね。」と話すと「じゃあ宿題をする間に材料を用意して」というので「漢字一行やったら1つずつ用意してあげるね。」と言うと丁寧ながらも黙々と取り組み、あっという間に宿題を終わらせることができました。

 

 宿題の後にさっそく凧を作り始めました。材料はあるもので作るしかなかったので小さいものになりました。借りてきた本に載っていたにわとりのたこの作り方を見ながら作りましたが、Aくんの頭の中にはすでに設計図があって、定規を使いながら書きますが長さははかることなくどんどん作っていきます。

 

 

 

時々「にわとりの口が難しいから描いて」「まっすぐに線がかけない」など助けてのサインを出す時はほんのちょっとお手伝いをしましたが、ほとんど「自分でやりたいから」と一人で作りました。作り終えると実際に上げてみたいというので、糸を伸ばさないという約束で事業所の駐車場で凧揚げをしました。

 

 

 

自分で作ったたこは規格も小さいですしうまく揚がりませんでしたが自分で作ったものなので文句を言うこともなく一生懸命に走っていました。

 

やってみたいことをやりたいと言える事、やってみてうまくいかないこと、それでも楽しめること、Aくんはこれらをたくさん繰り返しています。「失敗は成功のもと」ともいいますが、Aくんはこれが良く分かっています。

 

 

 

これからもAくんの発明工作に寄添っていきたいです。