よりよい関係作り(放課後等デイサービス)

児童発達支援のAさんとB君は、週に2日だけですが一緒に活動しています。

二人は、お母さんの作ってくれたお弁当がお昼になります。
お子さんの事を考えて一生懸命作ってくれているのが伝わるお弁当です。
しかし、先日、大好きなお母さんの作ってくれたお弁当をB君は、手がすべってしまったのか床に落としてしまいました。
幸い、おかずの一部が床に落ちただけでしたが落としてしまったB君は、必死にお弁当をひろいあげていました。
そばにいたAさんは、笑ってその場を和ませようとしたのかもしれませんが、B君にはそれは伝わりません。
「Aさん、B君の顔どんな顔してる?」とB君の表情に注目してもらいました。

それから、しばらくしたある日のお昼に、Aさんは、突然、「B君、この間はごめんね。」と謝り始めました。
何のことを謝っているのか分からなかったのか黙っているB君に、続けて「笑っちゃってごめんね。」というとB君も分かったのか「いいよ」と答えてくれました。

Aさんは笑った事でB君を怒らせてしまったことをずっと気にしていたようです。
謝まる事ができ、すぐに許してもらったことが嬉しくて帰りの車の中で、お家の方にすぐその話をしてきたそうです。

お互いに仲良くしたいけど、相手に上手く伝わらず言い合いになってしまい、結果、傷つけあってしまうことがあります。
特に、発達障害の特性を持つお子さんの中には、相手の気持ちを考えたり、想像して、その場にふさわしい態度や言葉で表現したりすることが苦手なお子さんもいます。

しかし、Aさんは、笑ってしまった時からB君に会う日までの数日間、スッキリできずに気にしていた様子や、また、自分がしてしまったことを振り返る姿が伺えました。
そして、どうしたら仲良く遊べるのか一生懸命考えてとった行動だと思います。
その行動と健気でやさしいAさんに感動しました。

六歳の二人にとっては、まだまだこのような事の繰り返しだと思います。
しかし、少しずつ周囲の人とよりよい関係を築いていかれるよう支援していきます。