事前学習3(児童発達支援)

運動会の風車拾い練習や来年の為に、運動会練習を事前学習したAさん。
緊張や不安などからでしょうか、運動会前日から、情緒不安定な姿が見られ、お家では、「明日は行かない」と言っていたそうです。

当日は、雨となり次の日に延期となりました。
天気予報を気にするAさんなので、前日からの「行かない」は雨だから行かないということだったのか、行きたくないからだったのか分かりませんが、延期されたその日は、「運動会に行く」に変わり、朝から学校まで歩いて風車拾いに出かけたそうです。
お天気もよく、夏日のような気温で体力的にも精神的にも負担が大きかったと思います。
また、人数の多い学校で、旗拾いの園児さんは、ひと組20人位で、3組に分かれ、Aさんは、3組目でした。泣いてしまうお友達や欲しい風車を要求しているお友達を目の当たりにしながらも、落ち着いて順番を待っていたそうです。
音に過敏なAさんなので、イヤマフも持って行ったものの使わずにいられたそうです。

Aさんが、狙っていた風車は、黄色の風車。
しかし、別のお友達にとられてしまい残念でしたが、切り替えて赤色の風車を拾い、お兄さんお姉さんの誘導に従い皆とロープをもち並んで、校長先生の話も聞けたそうです。
練習の中で、一つ一つこの事態を想定してやっておいて本当に良かったなと思いました。また、こういう風に丁寧に支援を積んでいけば混乱なく大集団に入ることができるのだとうれしく思いました。
どのような風車拾いになるのか一緒に行ったお母さんは、ドキドキしながら見守っていたそうですが、たくさんの刺激にもかかわらず、パニックになることもなく過ごせたことに成長を感じたそうです。
風車を拾えた満足感、達成感は、職員が思っている以上に高く、次の日は、見に行かれなかった職員に風車を持って見せにきてくれました。
恥ずかしさを見せつつ、運動会前日の不安定な気持ちが一気に吹き飛び、晴れ晴れとしたとってもいい笑顔でした。

運動会や、音楽会などいつもと違う日課に対応できずにストレスを感じているお子さんも多いです。Aさんも、今後、様々な事に1つ1つ対応していかなければならないと思いますが、今回の風車拾いで、大きな課題を越え逞しく成長した姿を見せてくれたことをとても嬉しく思います。
残りの半年、身体も心も成長していくAさんを支援し続けます。