
トランポリンから受ける刺激は、主に足底などから入ってくる筋肉に
対する圧迫刺激(固有感覚)と上下に揺れる刺激(前庭感覚 )です。
目が回りにくいお子さんは、バランス感覚に繋がる三半規管の機能が刺激に対して鈍感である場合があります。この感覚を求めるために、ジャンプや走ることで三半規管へ刺激を得る場面が多く見られます。
トランポリン・ブランコ等の遊具で前後左右に揺れる遊びを十分に満たされることで、歩行・走行時の芯のある移動や姿勢維持など行動上にも変化が見られてきます。
また、トランポリンはバランスをとるため体幹が養えるだけではありません。
幼児が楽しいと感じる時に、飛び跳ねている場面を良く見受けられますが、人間は喜びを表現するとき「跳びはねる」という行動をとる事があります。
そのため「ジャンプ=楽しい」と感覚的に感じる事が多いそうです。
また、トランポリンは基本的に複数人で行わないので、集団が苦手なお子さんなど、他の子を気にしないで気兼ねなく遊べるのでオススメです。
そこで、トランポリンで跳ねるだけでも充分ですが、トランポリンを使いながら簡単な遊びができるので少し紹介します。
「トランポリンクイズ」
・首の長い動物はなんだ?
・黄色い食べ物は何がある?
などの質問を跳びながら答える遊びです。
「問題が難しいと考えている間にジャンプが止まってしまう」「ジャンプをする事に意識しすぎると答えられなくなってしまう」場合があります。そんな場合は自分の名前などの簡単な質問や手を繋ぎながら行ってみてください。
「トランポリンジャンケン」
これも、ジャンプしながらジャンケンをする遊びになります。ジャンケンの他に指導者が出した手を跳びながらタッチしていくのも良いです。
複数の動きを同時並行するのは非常に難しい行動になります。まずは、トランポリンなどで楽しく跳ぶ事から遊びが発展していければ思います。