実体験と工作活動(児童発達支援)

児童発達支援のA君は、7月から通っているお子さんです。
夏休みの間は、一度だけ小中学生に交じり霊泉寺の川へ行きました。

先日の工作では、霊泉寺の川とカブトムシを絵の具や折り紙を使い表現してみました。

工作では、毎回、イメージし易いように、職員が見本を作っておきます。
今回、その見本をみてA君は「あっ!あそこでしょ。行ったとこでしょ!」と一度しか行かなかった霊泉寺を思い出してくれたようです。

「そうだよ。川もあって、おたまじゃくしや魚もいて、カブトムシもいっぱいいたよね~」と振り返りながらイメージを膨らませると工作する意欲も湧いてきたようでした。

絵の具も初めてで、青と白を混ぜて川の色が決まると筆で丁寧に塗っていきました。
しばらくすると、「満遍なく塗らないと・・」と難しい言葉を使い仕上げていきました。

折り紙でカブトムシの形に切る場面では、「失敗しちゃった」という言葉が出てくるようになり、しばらくすると「先生、やって」と言ってきました。
線の通りにきれないことが「悪いこと」「いけないこと」と思っているようです。後になって「ここではうまくできなくてもしかられないんだね。」と話してくれました。
折り紙を切り易いように向きを変えるなどのお手伝いをしながら「切った後どうなるかな?」と後の楽しみを入れつつ、できるだけA君がはさみを置いて別の遊びに気が入ってしまわないよう側で声をかけ続けました。

作品づくりは、上手くいかないと投げだしたり、人にお願いしたりしてしまいがちですが、A君は、最後までやりとげるだけの集中力や根気強さがありました。
仕上がった作品をお家の方に見せる姿は、とても嬉しそうでした。

今後も、ハサミやのり、クレヨンなど様々な道具に少しずつ慣れてA君の世界を広げていきたいと思います。