語彙の習得、言語化していく支援(児童発達支援)

児童発達支援のAさんは、先日、お誕生日をむかえました。最近、言葉の表現も豊かになりお誕生日に食べたケーキは、どんなケーキで、どこで買ったか、プレゼントの中身など、わかりやすくお話ししてくれました。

ある日、そのケーキ屋さんのそばの公園に行くことになりました。
すると、「ここ!ここ!ケーキ屋さん」と車内から見えたケーキ屋さんをみていいました。
「Aちゃんが誕生日に食べたケーキ、ここで買ったんだね」
「うん!うん!美味しかった~」と嬉しそうに話してくれました。

また、公園に隣接している神社へお参りに行った時のことです。
ニ礼、ニ拍手、一礼の看板をみつけ、やってみたいと言ったので、言葉に出しながら動作し最後はお願い事も声に出して「みんなが、病気や怪我をしないでいられますように」と職員が先に言うと、Aさんは、「おもちゃがたくさん買えますように」と続いて言ってきました。
子どもらしい、可愛らしい言葉に微笑ましく思い、「今度のお誕生日にもプレゼントきっと、もらえるよ。」
と、言うと、お誕生日にもらったプレゼントの話と気になっているおもちゃの話をしてきました。

ある場所へ来た時や、ある物を見た時に、誰と何をしたかが思い出され言葉にすることや、その時の気持ちを表現することが増えています。
時には、「ここ!」と指を指し、ここでは誰と何をしたところか言って欲しくて、それ以上言わず黙って答えが返ってくるのを待っていることもあります。
思っていた内容の言葉が返ってくると満足し、さらに、感情を付け加えてくることもあります。

 発達障害のお子さんは、ものすごく専門的な言葉を使っていても実は自分の困り感や思いをうまく話せなくて、つい手が出てしまい我慢しすぎて、ストレスを溜め込んでしまうことも多く見られます。

 

日々の活動の中で、Aさんが思っていることをうまく伝えられない時や周囲の人に分かって欲しいと思っていることをこちらが言葉に出しコミュニケーションをとるように心がけています。
また、Aさんに合わせて、絵カードなどを用い、物の名前や言葉の意味、動作の仕方などを繰り返し行い、語彙を増やし周囲の人との関わりが、より良いものとなるよう支援していきます。