先回りの支援をしないこと(児童発達支援)

 先月、児童発達支援を利用のAさんの様子を見に、移行支援(進学相談)で学校教育委員会からお客さんがいらっしゃいました。

 

 

 

Aさんは3歳からこどもプラスに登所するようになって、今年で3年目です。

 

集団が苦手なAさんですが、日頃公園などで少しずつ同じ年のお子さんや小さい子と遊んだり、こどもプラスでお兄さんお姉さんたちと関わったりすることでコミュニケーションを少しずつ学んでいるところです。

 

 登所し始めた頃は言葉も少なく、会話でのコミュニケーションが出来ない状態からでしたが、排泄やお昼寝、食事、など基本的な生活習慣から、自由活動の中での切り替えの仕方など一つ一つを少しずつ身につけてここまできました。

 

 見学にいらしたお客さんはAさんの様子を小さい頃から知っていたので、成長したAさんの姿に感心していました。

 

 

 

 Aさんについて、こどもプラスでの支援の目標を考える上で、小学校入学に向けての課題として、ハンカチを持ち歩けるようにすること、食事中に三角食べ(ご飯、汁物、おかずをバランスよく食べる)が出来るようになること、手で食べないこと、があげられました。

 

 今は食事中に汚れた手を拭くためにお手拭を持ってきてもらっているのですが、手拭を持ってきてもらうことをやめたところです。これは手を汚さずに食べるという意識を持ってもらおうという意図があり、今Aさんは自分の手が汚れるとティッシュで手を拭いています。そのうちにティッシュが終われば、その都度手を洗いに行くように促していくつもりでいます。また、手を洗った時に拭くものがなければハンカチを持つという意識につながるかと思います。

 

 

 

必要感がなく困っていない状況では現状のまま変わることがないですが、支援の中で先回りしないことでAさんの必要感を引き出すことにつながることもあります。感覚に過敏なお子さんに対して、必要に応じては先回りした配慮が必要なこともありますが、やりすぎてしまうことで身につけるべき生活習慣やそのお子さんのできる力を摘んでしまうと考えています。Aさんは自分の身の回りのことを自分で支度する力や、自分で困難を乗り越える力があります。そんなAさんのできる力を育てる支援を考えて行きます。