学校ではなかなか得られない他学年との関わりと役割

 

 

放課後等デイサービスでは7歳から18歳までの様々な年齢のお子さんが利用しています。

 

そのため、それぞれが異なる学校から通い、普段交流する機会が少ない程年齢差が離れたお子さんたちが基本的に同じ空間の中で過ごしています。

 

 先日、当事業所に利用を検討しているAくんが見学に訪れてくれました。初対面の同世代の子ども達や大人の職員ばかりがいて、普段とは異なる環境にAくんは不安と緊張が入り混じっているように見受けられました。すると、Aくんの近くにBくんが寄ってきてくれました。Bくんは、日頃から穏やかな性格で非常に優しいお子さんです。職員がBくんに「AくんとBくんは同じ学校みたいだよ、Bくんは先輩だね」と話すと、歳も近く共通点もあり親近感も湧いたせいか、BくんはAくんに積極的に話しかけ、運動遊びの時間になると「運動の前は靴下を脱ぐんだよ」と優しく教えてくれAくんの隣に寄り添って色々気にかけてくれているようでした。Bくんのおかげもあり、Aくんは運動遊びが終わる頃にはそれまでよりも緊張がほぐれ、安心感が得られたような表情に見えました。

 

 これらのことから、年下のお子さんは年上のお子さんから色々な事を教わり気にかけてもらうことや、そのような年上のお兄さんお姉さんの行動がお手本となり良いモデルとして成長に繋がることが考えられます。

 

 また、年上のお子さんも自分よりも小さいお子さんと関わる中で、自分の役割を自覚し

 

相手の気持ちを考える力も養われやすくお互いに良い相乗効果を生んでいるのではないかと感じました。

 

 障害の有無に関わらず、学校では同じクラスや学年の関わりが多く、他学年の子供との関わりはどうしても限られてしまうと思います。また、テレビゲーム等の室内で遊べるツールが充実し、一昔前のように学校帰りに外で歳の離れた近所の子供同士で遊ぶ機会が減ってしまっている現在、放課後等デイサービスのように、学年の異なる様々な子供達同士で関わる経験がある場は大切だと今回の出来事をきっかけに改めて感じました。