コミュニケーション力(放課後等デイサービス)

こどもプラスに通うお子さんの中には、相手の気持ちへの想像力を持つことや感情表現を表出すること、そして自分の感情を言語化することが苦手なお子さんが多く、お互いに嫌な思いをしてしまうことが少なくありません。そんな時に、私たち職員はお互いのお子さんたちの間にたって、本人の気持ちを推測して代弁したりします。そんな場面があるたびにそのことを繰り返すことで、少しずつ「人としての感情」を学習することができてくるので、その都度その都度、繰り返し、伝えていくようにしています。

たとえば、勝負事をつける運動遊びを取り入れることで、「勝負をすれば必ず勝敗がつくこと。勝つこともあれば、負けることがあるのは当たり前だということ。そして、たとえば負けてしまった時に、乱暴な態度をとったり、泣いてしまったりすれば、周りの人たちもあまりよい気分がしないこと」などを、勝負ごとをする前に、事前に職員が言葉で伝えておきます。それでも、やっぱり負けてしまえば悔しくて、泣いてしまうような場合あります。そんな場合にはもう一度、事前に説明をしたことを伝え、泣き止んだらすぐに「すごいね。気持ちを切り替えることができたね。えらい」とすかさず褒めます。
他にも、遊びに夢中になってくると、どうしても自分の気持ちを通したくなってしまい、周囲の様子(迷惑をしているなど)が見えなくなってしまうこともあります。そんな時も、職員が間に入って、「〇〇君は、きっとこんな気持ちになっているんじゃないかな」とか、時には職員自身の気持ちを「そんなこと言われると、先生は悲しい気持ちになっちゃうな」などと、正直に伝えることも必要になってきます。
また、自分自身の気持ちのモヤモヤや、イライラなどが自分でも把握できていないという子も多いものです。そんな時は、「きっと〇〇さんはこんな気持ちだったのかな」などと代弁してあげることで、「そうか、このイライラはそんな気持ちなんだな」「このモヤモヤは、そういう言い方で人に伝えられるのか」などと改めて自分の気持ちを学習できることもあります。
職員と遊んで欲しくて、わざと乱暴な態度や言葉を使う子どもたちもいます。そんな時は、「もしかして、それは、いっしょにたくさん遊びたいってことなんだね。じゃ、遊ぼうか」などと、より適切な言葉に言い替えることで、自分の気持ちを伝えられるということを学習してもらいます。
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度や2度ではなく、何度も、何度も、そんな場面が訪れるたびに繰り返していくことで、自分の感情の把握や、適切なコミュニケーション能力を学習することができていきます。