移行支援(児童発達支援)

児童発達支援をご利用のAさんは、年長さんです。来年4月からは小学校へ進学となります。

 

Aさんは集団の中での活動が得意ではなく、こどもプラスに来ることになったお子さんです。小学校は保護者の方や、学校関係者、支援者で何度も支援会議を行い、保護者の方も下見に行き、AさんがAさんらしく過ごせる環境を考えて決めました。

 

進学する小学校の先生方にもご協力を頂き、秋ごろから、こどもプラスの午前中の活動の一環として小学校へ行って校庭で遊ばせて頂く機会を作り、遊んでいます。

 

ここ数回は、小学校の中に入らせて頂き、会議室を借りてお昼を食べたり、実際に入ることになる支援級の教室に誰もいない時間を教えて頂いて入らせて頂いたりするなど、少しずつ学校に抵抗なく入ることが出来るようにしています。

 

 

 

先日は、教頭先生にお願いをしてAさんにお手紙とぬりえや点つなぎの紙を用意して頂きました。会議室でのお昼は慣れてきたAさんでしたが、その日は机においてあるものにとても驚いたようで、「なんであるの?」と、とても不思議そうでした。お昼をゆっくり食べるAさんですが、毎回小学生のお兄さんお姉さんたちと交錯しないようにお昼休み前には学校を出るようにしていました。

 

その日はぬりえも点つなぎもやりたくて、お兄さんお姉さんたちがお昼休みで遊び出す時間になっても最後まで塗りたい、と言って会議室でぬりえをさせて頂きました。途中、小学生が入ってきたので、「お兄さんお姉さんたちが来たけど、怖い?」と聞くと、「大丈夫」と言ってぬりえを塗っていました。

 

塗り終わったものを、教頭先生に見せると沢山褒めてもらい恥ずかしそうな、うれしそうな顔をしていました。「ありがとう」の挨拶は恥ずかしくて言えませんでしたが、「さようなら」と教頭先生に言われると小さく片手を挙げて挨拶を交わすことが出来ました。

 

 

 

こどもプラスへ来た当初は特定の職員としか関わることが出来なかったAさんでしたが、徐々に他の職員とも関わることが出来るようになりました。当日の予定について事前に分かるようにスケージュール帳を作ったり、朝の会では活動の予定ボードを使ったり、安心して過ごせるように環境を作ってきました。小学校へ進学しても、周りの大人や関係者がAさんの特性を理解して配慮できるよう、関係の方々と協力して移行の支援をしていきます。