新しいことへの抵抗感を減らす(放課後等デイサービス)

A君は週に2日放課後等デイサービスを利用しているお子さんです。

 

A君の最近のブームは自由時間に自らが先生役になって運動あそびごっこをすることです。生徒役は、以前は運動あそびを指導している職員と遊ぶことにこだわりがあったのですが、最近はどの職員でもよくなってきました。また、以前は他のお友達があそびに入ることに抵抗感があったのですが、最近では同じ学校のお友達を誘って遊ぶ姿も見られるようになりました。

 

A君は学校からの送迎の車中で「今日の運動あそび、誰?」と運動あそびを指導する職員が誰かを聞いてきます。一日はB先生で、もう一日はC先生だとわかっていても確認をしてきます。他の職員についても「○○先生は?(いる?)」と確認をします。A君の運動あそびごっこを一緒にやる職員を考えているかのようです。事業所に着くと、一緒に遊ぶと考えていた職員と過ごし始めることが多いです。

 

 

 

当事業所では日課の中に運動あそびの時間を設けています。柳沢運動プログラムの運動保育士の資格を持った職員が交代で指導に当たっていますが、先日は指導に当たっている2名の職員の都合がつかず、他の職員が初めて運動あそびの指導を行うことになりました。

 

 

 

学校からの送迎の車中でその旨を伝えると、A君は「え~。(B先生かC先生だと思っていたので、違うD先生に少し抵抗があったようです)」と言いましたが、同乗のEさんは「D先生の初めての運動あそびだね~。」と楽しみだなと言う感じで弾んだ返事をしてくれました。すかさず「Eさん、楽しみだね~。どんな運動あそびになるのかな。A君、覚えてまたA君の運動あそびの時にやってみようよ。」と声をかけると、Eさんが「楽しみだね~。」とA君に言いました。A君も納得したようでした。

 

 

 

運動あそびが始まりD先生がはじまりの挨拶をすると、Eさんが「D先生の初めての運動あそびだね~。」と元気な声でその場を盛り上げてくれました。

 

いつもと同じような運動の時には積極的だったA君ですが、『だるまさんが転んだ』の時にいつもと違ってフープが置かれると下を向いてしまい「やらない」というような意思表示をしました。

 

「一緒にやってみようか?できたら、今度A君の運動あそびの時にやろうよ。」と誘って始めると、ルールもわかり楽しく遊ぶことができました。

 

こだわりがあり、新しいことには少し抵抗感を示すA君ですが、今回のようにいつもと違う指導者の運動あそびに取り組むことができたことで成長を感じました。

 

 

事前予告をしたり一緒にやったりすることで取り組むことができたらほめて、新しい体験を重ねることで環境の変化に適応できる力を高めていけるように支援をしていきたいです。