苦手を克服していけるように(放課後等デイサービス)

年が明け、2611日に開所したこどもプラス上田事業所も4年目を迎えました。

 

 今年もこどもたちと楽しく過ごしていきたいです。

 

 

 

小学校3年生のA君は、苦手な物が幾つかあります。
その一つに虫があり、公園に行くことなどを拒むこともありました。しかし、今年の夏は川遊びができるまでになり外遊びもみんなと一緒にできました。
苦手な場所や苦手な生き物、苦手な物が少しずつ「大丈夫なもの」に変わり始めています。
実際に体験してみたら怖くなかったとか、どのようにその生き物とかかわったら良いかやその生き物の特徴が分かり怖いなどの嫌なイメージよりも楽しい気持ちの方が大きくなることで、少しずつ克服できてきていると思います。

先日も、運動のメニューにA君の苦手な風船を使った風船バレーがありました。
今までは、A君のそばで苦手な風船を使うことは避けてきましたが、この日は、利用日数が少ないB君の希望が風船バレーだったので、A君に相談してみました。
すると、A君は「いいよ。」と返事をしてくれたので、無理せずに風船バレーの時は、ネットを持つなど他の役割でA君には参加してもらう事にしました。

しかし、風船バレーが始まるとA君は「やっぱりやる!」と言ってきました。
急遽、チーム編成をしA君交えての風船バレーが始まりました。
風船バレーをやりたがったB君とチームになり積極的に風船を追って打ちに行くA君。
風船を落とさないように夢中でプレーしA君達のチームが勝ちました。

今まで、A君は、風船が側にある時や風船で遊んでいるお友達に「僕は風船が嫌なんだよね」と苦手なことを発信してきました。音に過敏で、大きな音は普通の人以上に怖く感じていますし、風船は割れて大きな音がでるという印象だったと思います。
しかし、思っていたほど風船は、打ち合いをしても割れないと感じたことと何より楽しそうだという印象を持ったのだと思います。

今まで苦手だったものを「大丈夫」にかえることは、発達障害の特性を持つお子さんにとっては、時間がかかる事です。
しかし、大丈夫に変わると必要以上に不安になる事も減り、パニックにならず、生き辛さも和らぎます。

A君が風船を必要以上に怖がらないで、お友達と楽しい時間を過ごせたということを大切にし「楽しい」がいっぱいの支援をしていきたいと思います。