相手の気持ちに合わせること(放課後等デイサービス)

中学生のAさんは、最近、どんどんお姉さんらしくなってきていて、年下のお友だちの面倒をとてもよくみてくれるということが職員でも話題になっています。
一緒に登所してきた同じ学校のお友だちの分も、うがいコップを自分の分と一緒に準備してくれ、運動の準備の時も、年下のお子さんがスムーズに準備ができるように、率先して声がけをしてくれるので、以前よりも早く運動の準備を終わらせることができます。
A
さんは、今までこどもプラスに登所してきた時は、いつも職員と一緒に自分の気に入った遊びをしていて、他のお友だちと一緒に遊ぶことはあまりないお子さんでした。小学生の頃は、自分の意見を通しすぎてしまって、お友だち関係があまりうまく行かなくなってしまったこともあります。
お友だち関係を学んで欲しくて、「Aさん、一緒にやろうよ」などと職員が誘っても、「いい、これで遊びたいから」と言うのが、今までの様子でした。
しかし、その日は違っていました。いつも、職員と一緒にボール遊びをして遊ぶことの多いB君が、ボール遊びをやりたそうにしていたのに、どの職員も他の用事で手が空けられず、仕方なくB君は一人でボール遊びをしていました。その時、Aさんは、大好きな風船バレーを職員とやろうとしていたのですが、その様子を見て、「B君!ボール遊び一緒にやろう!」と声をかけてくれたのです。以前職員が、Aさんがやっていた風船バレーにB君を誘った時に、B君は風船が割れてしまうかもしれない~割れた時の音が怖い~ということで、その風船バレーからは抜けてしまったことがありました。そのことを覚えていてくれて、自分の好きな風船バレーよりも、B君の好きなボール遊びに合わせてくれたのです。また、以前、職員が誘ってAさんとB君と一緒にボール遊びをした時には、「やっぱり風船バレーがやりたい」と言って、Aさんは数分で抜けてしまったことがありました。今回、2人で遊んでいる途中で職員も、手が空いて一緒に入ることもできたのですが、あえて二人の様子を見守ってみました。するとAさんと、B君はとても仲よさそうに、そして楽しそうに、ボール遊びを汗びっしょりになるまで30分以上も続けていました。
B
君は定時排泄のお子さんなので、職員と一緒にトイレに行く時間になりました。B君がトイレに行っている間、Aさんはどうするのかな?と思ったら、ちょうどその時、小学生の男の子数人が職員相手に、戦いごっこで盛り上がっていたところ、その輪に入り、一緒になって戦いごっこを始めたのです。
相手の気持ちに合わせて一緒に遊んでくれ、複数で遊んでいる中にす~っと入っていけることができたAさんの成長にとても嬉しくなりました。 あえて手を離してみることで、子どもの成長をみる ことができるよい機会となりました。

 手をかけすぎれば、依存心の強いお子さんになり、どうしてよいか分からないで困っているのに放っておけば、いじけてしまいます。障がいがあってもなくてもこれはお子さんの成長にとって大切な視点です。

 

 頃合いを見計り、任せてみて、きっかけを作るのは支援者の役割であり、力量の問われる場面です。

 

 よくよくお子さんを見ていてベストなタイミングを提供できるよう日々努力しています。