個別対応から集団活動へ(児童発達支援)

 年中のAさんは、日頃、個別で対応しAさんの特性や成長に合わせ活動しています。
5日ほぼ決まった時間に登所し、その日のスケジュールに沿って活動し、決まった時間に帰るという流れが身についてきています。誰もが当たり前のようにやっていることかもしれませんが、感覚過敏のAさんにとっては、気圧・寒暖差などの天候に左右されたり、身体の疲れ具合によっては、いつもよりも、光や音や匂いなどに敏感になってストレスを大きく受けていたりすることもあります。
しかし、ほとんど毎日休むことなく通い心身共に大きく成長しています。

最近、成長を大きく感じたことは、小学生の作品展をみに行った時のAさんの様子です。
入り口で受け付けの方に、「こんにちは!」と大きな声で挨拶をし、作品を見始めました。
気になる作品の前で立ち止まり角度を変えて作品を見ていました。
触りたい様子がうかがえましたが、予め、作品には触れない約束をしていたので、Aさんも我慢しているようでした。
昨年も、同じ作品展を見にきたのですが、今年はお約束を守ろうとする努力が見られたことと、作品につい触ってしまうこともありましたが、端から触りたがるのではなく、気になる作品に優しく触れる様子がありました。
意識してなのか後ろに手を組んで見る仕草もあり可愛らしかったです。
また、走り回ることなく、作品を一通り見ているのも去年との大きな違いでした。

作品をみた後は、受け付けの方に「ありがとうございました」の声も大きさとタイミングよく挨拶をし会場から出てきました。
外へ出ると作品展をみにきた小学生のグループに会いました。
声をかけられ一緒に遊ぶことになりました。
ここでも、挨拶をしっかりするので小学生が
1
2人とAさんのまわりに集まってきました。
自然と1つの集団の一員となり遊びを楽しんでいました。
帰る時には「さようなら。また、遊ぼうね」ときちんと挨拶するAさん。
小学生からも「うん!また、あそぼうね。バイバイ」と言われ気持ち良く帰ってきました。
お家の方からはこの日、家でも小学生のお姉さん達と遊んだ話をしたことと、穏やかで安定した日を送ったそうです。そして、今まで見たこともない粘土での作品を作ったそうです。

就学にむけて、小学生の作品展を見に行ったことで良い刺激をたくさん受けたようです。
もともとAさんはこどもプラスよりもう少し多い人数での療育を受ける予定でしたが、他からの刺激に敏感に反応してしまい、パニックを起こしていたことからこどもプラスのような個別対応の事業所にやってくることになったお子さんです。個別からグループへそして、集団の中へ入って行くAさんが楽しみですが、焦らずAさんの特性を理解しながら支援していきます。