コミュニケーションのとり方を学ぶ(放課後等デイサービス)

 Aくんは放課後等デイサービスを週に3回利用しているお子さんです。Aくんは聞きなれているような「無理ー」「いってきゃーす」などは発するのですが言葉で伝えることが難しく、コミュニケーションの1つとして、質問に対して指を使って「YES」か「NO」などの2択で答えています。また、職員に「来て欲しい、見て欲しい、一緒に遊びたい」というときには、職員の所をじーっと見つめ、気づいてもらうのを待っています。今までは、そういった場面で必ず職員が気づき、「遊ぶ?」などと、こちらから誘っているという状況が長く続いていました。Aくんは、とても優しいお子さんなので、その場の空気を読んで、自分から何かを伝えることを遠慮していて、その結果、指示を待って行動することも多くなっていました。しかし、もしそこで気づいてもらえなかったら、こちらから指示を出さずにいたら、Aくんは誰も呼べずにずっとそこに座っているかもしれません。Aくんの将来のことを考え、職員で話し合い、困ったときや、手伝って欲しいとき、一緒に遊びたいときに、誰かを呼べるように、そして感情を自分から伝えていけるように支援していくことを心掛けています。

  先日、Aくんの好きなボール遊びをしているときに、いつものように職員を見つめ、「来て欲しい」というアピールをしていました。そんなときに違う職員が「そういうときは、来てって呼びに行くんだよ」と声をかけ、何回か呼ぶ練習をすると、手招きをして呼べるようになったのです。実際に肩をポンポンと叩いて呼ぶ練習もしました。まだまだ自分から呼びに行くことに抵抗がありますが、Aくんが将来、自分から様々なことを伝えていけるように、これからも支援していきたいと思います。