余暇の過ごし方、興奮をしずめる方法(放課後等デイサービス)

Aくんは放課後等デイサービスを週に2回利用されている子どもさんです。

 

 

 

聴覚過敏がある子どもさんですが、学校ではお友達に囲まれて毎日学習に遊びにと学校生活を送っています。

 

でも、時には大きな声で話すお友達がいると、そのことがストレスになることもあるようで、学校でのトラブルを引きずったまま事業所に登所してくると、少し機嫌が良くないときもあります。

 

学校生活をがんばっているので、事業所ではゆったり過ごせることを大事に考えています。

 

たとえば宿題をする場所についても、周りの状況によって集中して取り組むことが難しいような場合の時には、静かで刺激の少ない特別な場所で宿題をすることにしています。

 

 

 

先日も宿題をしようとしたら、場所が空いていなかったので、その特別な場所で行うことにしました。すぐには宿題に取りかからずに、好きなテレビアニメのことやゲームのこと、車のことなどを次から次と職員に話してくれます。職員がよくわからないで質問をすると詳しく説明をしてくれ、しばらくは会話を楽しみました。すると自分から宿題に取り組み始めました。宿題自体はAくんが一人でできるものですのでどんどんやっていきました。

 

Aくんは日によっては連絡帳に添付する写真を撮ることさえもいやがることがあるので、写真を撮る際には今写真を撮っても良いか確認をしています。

 

その日も「宿題をやっているAくんの写真を撮ってもいいかな?」と聞くと、「いいけど、宿題だけ。」と言って自分の顔を宿題で隠した写真を撮らせてくれました。

 

 

 

宿題が済むと「国道18号に行きたい。」と言いました。時間的にはAくんが行きたい場所に行って帰ってくると、運動あそびの時間までには戻ってくるのが難しい時間でした。でも、Aくんの「行きたい。」という思いを尊重して出かける事にしました。

 

めざすは、とあるお店。

 

国道に出ると職員が車道側をAくんが内側を歩き、歩道橋を渡り、横断歩道では青信号を確認して手を挙げて渡りました。交通ルールをしっかり守って歩けました。

 

お店に着くと写真を撮ってから事業所に戻りました。

 

車の往来が少ない道路になると「男は走って帰るぞ~」と言いながら事業所まで走って帰ってきました。事業所に着くと予定よりも早くお家の方が迎えに来ていました。

 

学校では一日がんばっているので、事業所ではAくんの話に耳を傾けたりやりたい事に寄り添ったりすることで、落ち着いた気持ちで家に帰れるようにこれからも支援をしていきたいと思います。この支援で余暇の過ごし方や興奮をしずめる方法を身につけ翌日からのエネルギーを蓄えてもらいたいです。