職員が共通理解していくこと(放課後等デイサービス)

梅雨に入り湿度が高かったり気温の変化が激しく子どもたちの体調管理に気をつけなければいけない季節になりました。

 

 S君を学校に迎えに行くといつも笑顔が返ってきます。今日は何をして遊ぼうか?と聞きながらボール遊び?サーキット?お散歩?などとS君の好きな遊びを聞きます。その日はお散歩に行くことになり、史跡公園にお友達と一緒に出かけました。「風が気持ち良いね」「小さい蓮の花が、咲いているね」等など語りかけながら歩きます。S君は言葉をうまく発することが出来ないのですが、表情で答えてくれます。

 

歩いて行くと、犬を連れて散歩している人に出会いました。S君の家でも犬を飼っているのですが、家の犬以外は怖くて体が硬くなってしまいます。「こっちで待っていようね」と犬と会わないように一緒に行った職員はすかさず声をかけました。「大丈夫だよ。一緒にいるからね」とS君が不安にならないように手をつなぎ一緒に待ちました。

 

その後、みんなで列車を見ました。列車が来たので手を振ると運転手さんも手を振ってくれました。「良かったね。運転手さんも手を振ってくれたね」と一緒に喜びました。

 

帰りには、桑の実がなっているところを通り帰りました。S君に桑の実を採ってあげたのですが、食べようとしません。「おいしいよ。食べてごらん」と誘うのですが、表情を変えずにじっとしています。「食べる?食べない?」と指差しで聞くと食べないと答えてくれました。「じゃ、持ってかえろうね」というとうなずきました。初めてのもので不安だったのでしょう。

 

次の日、「S君に昨日の桑の実お母さんにあげた?」と聞くとうなずき、「S君も食べてみた?」と聞くとうなずきました。大好きなお母さんとなら安心して食べられたんだなあと思いました。

 

S君は、足首が硬くマッサージをしてあげることの必要性を打ち合わせの時お聞きしました。足の指を一本一本回してあげたり、足首を揉んだり、足首からふくらはぎの方へ軽く撫で血流をよくするなど時間を見つけてやってあげます。S君に「気持ちいい?」と聞くとニコニコの笑顔で答えてくれます。初めての足首マッサージの後のジャンプの運動は、今までより一番高く飛んでいて職員一同大喜びしました。

 

毎日の打ち合わせ会、一日の報告の時間にそれぞれのお子さんの今の状態や変化など聞くことにより、お子さんにどのように接していったらよいかなどとても勉強になります。一人ひとりのお子さんを職員が共通理解して接していくことが大切だと感じています。