言葉と活動の成長(児童発達支援)

児童発達支援のAさんは、週5日の利用で土日は、お休みです。2日間家庭で過ごした後の月曜日に会うときは、新鮮な言葉を聞くことが多いです。

先日、送迎用の車にガソリンを入れてもらっているときに、「Aさんの後ろの所にガソリン入っているよ~」と職員が言うとチャイルドシートに乗りながら体を反らし、斜め後ろを見て一言、「これが、からくりじゃない」と言いました。「からくりほんとだ〜、これがからくりだね〜」というと「うんうん!」
とうなずき、ガソリンを入れている間ジーっとみていました。
「からくり」という言葉をここで使ってきたことと、言葉自体を知っていることに驚きました。

また、公園では、Aさんより小さいお友達が遊んで欲しくてもっていたぬいぐるみをAさんの前にポンっと投げてきました。
するとAさんは、「やれやれ」と言いつつもぬいぐるみを取ってあげ「はい!どうぞ」と渡してあげました。
「やれやれ」という言葉は、言いかえると「しょうがないな〜」という感じではありますが「何やってるの!」と怒った感じではないので親しみやすくAさんが大人の真似する言葉は優しさを感じます。

また、真似は言葉だけでなく行動にも現れています。
ある日、外遊びをしていると蟻を発見しました。
「どこ行くのかな?」と言いながら蟻の動く姿を観察していると、蟻が職員の手にのぼってきました。「歩くの速いね〜」と言っていると何故だか蟻が手をかみました。
「痛い!噛んだよ〜」と言うと「大丈夫?早くばんそうこうだよ」と言って慌てて絆創膏を手にとり紙を剥いでペタっとはってくれました。
「はい!これで大丈夫!すぐよくなるよ」と言ってくれました。
何か痛い時や泣いているお友達がいると「どうした?」と心配することができるAさんです。その時の状況をみて言葉や行動に移せるのは日頃よりお家の方など身近にいる大人の行動を見ているからでしょう。

まだ、集団での活動に移行するには、刺激が多くAさんの良さが出せずに感情コントロールも出来なくなってしまうかもしれません。しかし、公共の場を利用しながら同年代のお友達と少しずつ関わることで優しいAさんの姿やお姉さんらしい振る舞いが沢山みることができるようになり、また、他の人にとても興味がでてきてもいます。

言葉が増え、先の見通しも持ち始め1日の活動が安定してきているので、ゆっくりと成長を見守り今後どんな新しい言葉を発してくれるのか楽しみです。

 

発達障害のお子さんは言葉の使い方が独特であったり、やたら難しい言葉を小さいころから使うお子さんもいますが、実態と結びついていなかったり一般的な言葉の意味を違って使っていたりすることがあります。

 

 また、感情を言葉にしてみたてて相手に伝えることがうまくできないでいて突然手が出てしまうことや、怒り出してしまうことがあります。

 

 運動のぎこちなさももっていますが動きの一つ一つを細かく言語化することで獲得しやすいことも分かっています。

 

言いたいことが相手に伝わる喜びを獲得していってほしいと願っています。